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旅と文具とカフェめぐり

ふたたびのESダイアリー

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今年の手帳として、ESダイアリーを使い始めました。

実をいうと、「出戻り」組なのです。

2015年にESダイアリーを使っていましたが、その後も、毎年、手帳売り場でESダイアリーを手に取って悩みつつ、結局、ほかの手帳を購入することに。

ESダイアリーといえば、『趣味の文具箱』を出版されている、エイ出版の手帳。

となれば、万年筆ユーザーには最強の味方なわけで。

なのに、どうして、使わなくなってしまったかというと…

万年筆での書き心地は申し分なかったのですが、当時は、記入欄に「方眼」が無かったんです。

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やはり、方眼も横罫も何もないと、書いていくうちに、字がくねくね蛇行してきてしまい、それが気になって…。

もともと、字ばかりを書くための手帳として購入していたものですから。

それが、今回久しぶりに購入してみたら、方眼つきになっているじゃないですか!

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(以前、私が使っていた頃は、日付の横には何もない空白でした)

5mm方眼なのもいいなあ。

というのも、私の手持ちの万年筆はEFが一番多くて、EFで字をいっぱい書くときには、(個人的には)5mm方眼が一番「気持ち良い」と感じる大きさのようで。

昨年は、ほぼ日Weeksを使っていましたが、手持ちの万年筆で書きこむには、あの小さな方眼は、少々つらかったんですよね…。 (細字ボールペンで、こまごま書き込むことが想定されてる大きさなのかも?)

やっぱり、自分の字に合った、書きやすさって大事だなあ、と実感した次第です。

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ESダイアリーに使われている用紙は、以前と変わらず、OKシュークリームという、少しクリームがかった紙です。

真っ白な紙だと、目がちかちかしてしまうので、クリーム紙なのは、個人的にはとても大事。

ほぼ日手帳で使われているトモエリバーと比べると、紙にすっとインクが吸い取られていくイメージでしょうか。

ESダイアリーには、三越伊勢丹オリジナルインク・鉄紺を入れた、Nagasawaオリジナルプロフィットで書いています。

cocoaplus.hatenablog.com

落ち着いた色味のブルーブラックなので、クリーム紙でも、しっかりと主張してくれています。

あと、私が手帳に求めるのは、万年筆での書き心地のほかに、(出来るなら)ぱたんと180度開くこと。

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この、180度開く手帳って、なかなか無いのですよね。(上の写真は、撮影のために重しを置いてます)

その点、ESダイアリーは、職人さんの手による、丁寧な糸がかり製本で、ぱたんと開いてくれます。 これで、インクが乾くまでのあいだ、手帳を開きっぱなしにしておけます。

サイズや様式は、いろいろあるので、用途にあったものを選ぶことができます。

1週間レフト式では、A5・B6変サイズ、私が購入した見開き1週間式では、A6サイズ、ほかに、バーチカル式や1日1ページ式なども。

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手帳の表紙の「エレガントグレー」も、とても落ち着いた色で気に入ってます。 (2015年度のESダイアリーは、ワニ革風の、目も覚めるような赤の表紙のを使ってましたっけ)

このエレガントグレーは、スエード風加工がされているので、手触りも冷たくなく、ほどよく手になじむ感じがします。

新しい手帳を選ぶため、ロフトで、あっちこっちと手帳売り場をウロウロしてしまうのは、毎年のことなのですが、実は、そうやって迷っている時間も楽しかったり。

一年間つきあう「相棒」を選ぶんですから、慎重にもなりますよね。

それだけ慎重に、悩みぬいて選んだはずが、使ってみないと、手帳との相性はわからない…。 ほんとうに不思議なものですよね、手帳って。

今年の手帳には、ほかに、「自由帳」として、ほぼ日手帳の「day-free」も買ってみました。

そちらの使い心地もまた後日、書いてみようと思っています。