5年振りの新譜でした。
お気に入りのジャズ・ピアニスト、トヌー・ナイソーさんの新しいアルバムが発売になっていました。
『THAT OLD FEELING』。
ずっと待っていたんです!
5年振りですか、そうですか・・・。(ほんとうは昨年年末に発売されていたようだけど、気が付いていませんでした)
トヌー・ナイソーさんはエストニア出身のベテラン・ジャズピアニスト。
私はビル・エヴァンスなどのジャズピアノも聴きますが、トヌーさんのピアノの音色が一番耳に心地よくて。
何回聴いても飽きないんですよね。味わい深いというか。
それでいて、とてもやさしくて。穏やかに語り掛けてくれるような音色なんです。
手持ちのアルバムは繰り返し何度も聴いています。
今回のジャケット内側はイタリア映画の「ひまわり」を思い出すような、オレンジがテーマカラーになっていておしゃれでした。
こういうのもCDならではの楽しみですよね。
最近ではAmazon MusicかSpotifiでジャズを聴くことがほとんど。
ジャズCDで購入するのはトヌーさんのCDだけになってしまいました。
私が好きなコルトレーンやキャノンボール・アダレイ、スタン・ゲッツなども、以前はタワレコなどでCD買ってたけど、今ではサブスクにほとんど入ってますから。
でも、トヌーさんのCDは新世界の商店街で履物屋さんをされている澤野さんの個人レーベルから出ているので、まずサブスクに入ることはないかと。
澤野さんのことや、トヌーさんのことは、以前記事に書きました。
タイトル曲含め、ほとんどが軽快なタッチで展開される曲ですが、2曲目の「Naima」(ナイーマ)だけは重厚なアルペジオで始まる、ちょっと雰囲気が他と違う曲でした。
コルトレーンの曲だとか?
コルトレーンはかなり聴いてるほうだと思うけど、こんな曲あったかな? まあ、コルトレーンのアルバムはいっぱいあるから・・・。
あれ? 何度も聴いて知ってる曲だった。
テンポとか全然違うから、まったく別の曲だと思っていました。
でも、このアレンジもゴージャスで素敵だなあ。
往年のスタンダードも、トヌーさんのアレンジでまた新たなジャズに生まれ変わるんですよね。
楽しみがまたひとつ増えました。
アルバムの視聴はこちらの公式サイト内でできるようになっています。