2015年も引き続き、ほぼ日手帳オリジナルを使用しています。
今年で、ほぼ日手帳歴も6年目。早いものです。
それまで、日記というものを継続して書いたことがなかったのに、よく続いているなあ、というのが率直な感想です。
今年もほぼ日手帳にはアンリのBOUQUINを
これは、前々回の記事にも書きましたが、ほぼ日手帳で使われている用紙、トモエリバーが万年筆で書くと何とも心地よく、他のノートでは味わえないことも関係あるんじゃないかなあ、と思っています。
ほぼ日手帳のカバーは、毎年買い替えるのではなく、ここ数年、同じものを愛用しています。アンリークイールのBOUQUINです。
背表紙には、アンリの作品ではおなじみの、犬の刺繍。しおりの先には、ヴェネチアングラスで有名なムラーノ島で作られたトンボ玉が。
本革スエードなので、経年変化で艶が出る革とはまた違う趣きなんですよね。
こちらは本来、ブックカバーなので、バタフライストッパーもついていません。(私のほぼ日手帳は、家置き専用なので、ストッパー代わりにペンをさす必要もないんです)
アンリのBOUQUINを外したあとの、昨年のほぼ日手帳には、この前、クラフト紙で自作したブックカバーをつけて、と。
背表紙と表紙には数字スタンプで、2014と入れて。うん、ラフでいい感じ。
カバーを外したあと、ほぼ日手帳本体のつるつるした手触りが少し冷たく感じるのが気になっていたのですが、大好きな風合いのクラフト紙で包むことができて満足です。
店舗でメンテナンスして頂きました
アンリのBOUQUINですが、お店でメンテナンスして頂けるとのことで、先日、HENRY CUIR神戸店に持っていってきました。
旧居留地にあるHENRY CUIR神戸店。(※追記;神戸店は閉店しました)
大正11年に建てられたという旧大阪商船神戸支店の、まるでヨーロッパの街角のような石造りのモダンな建物に入っています。
粗く削られた石積みの壁には、元・商船会社の建物らしく、碇のレリーフが。 ドアノブに「5」とあるのは、ここが5番地だからです。
建築好きとしては、戦前の建物の細かい装飾や、その美しさについて長々と語りたいところですが、それは、おいといて。
実は、こちらの神戸店では、おととしにもBOUQUINをメンテナンスして頂いたのでした。
今回は、そのときと担当してくださった方が違いましたが、丁寧にメンテナンスしてくださいました。
同じく、革クリームを塗るとスエードは毛足が長いので、べったりしてしまい、むしろ、手の脂だけでも十分ということと、ネルの布地や眼鏡拭きのような柔らかい布で拭いてあげて、お手入れすればいいですよ、とのこと。
そして、そのあと、もう御存知かも知れませんが・・・という、前置きのあと、こちらの神戸店は1月末に閉店するんです、と店員さんから聞かされたのでした。
まったく知らなかったので、びっくりです。
また綺麗にして頂いた、愛用のBOUQUINを受け取ってこれからも数年に一度、お手入れをお願いしようと思っていた矢先ですし、なにより、このステキな近代建築の中にあるHENRY CUIR神戸店が大好きでしたから。
今後は大阪店や京都店でメンテナンスして頂けるようですが、大阪店は百貨店内にあるので、こちらの神戸のショップの入りやすさとはまた全然違うんですよね・・・。
ともあれ、大好きなお店が神戸から消えてしまうというニュースはあまりに寂しくて。
そのことも含めて、神戸店が無くなってしまったのちも、ほぼ日手帳を開けば、いつでも、お店と「再会」できるように、プリントアウトしたお店の写真を、ほぼ日手帳にも貼っておきました。(写真を貼るスペースが無くて、翌日のページに貼ってますが)
さいごに
また、この一年のお付き合いになるBOUQUIN。
小さな傷や擦り切れ、インクの染みなどが消えずに残っていますが、そのひとつひとつが、愛おしい小さな想い出のようなもの。
今まで同様これからも、長く何年も使い続けていけるよう、大事にしていきたいですね。