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旅と文具とカフェめぐり

おうちでブックカバー作りませんか?(自作ブックカバーのDLあり)

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おうち印刷できる自作ブックカバーを配布しています。

(2022.12.13追記;ダウンロードファイルの置き場をnoteに変更しました)

ブックカバー不足なんです

購入した文庫本は革のブックカバーをかけて読んでいるんですが、問題は本を読み終わったあと。

今までは、手持ちの文庫本は全て、本屋さんで買ったときにつけてくれる書店のカバーにかけ替えてから、本棚に並べるようにしていました。

しかし、最近はネット書店で本を買うことも多くなり、そうなると読み終えたあとの文庫につけるカバーがありません。

文庫本をそのまま本棚に並べると、背表紙が日に焼けてしまうし…。

対応策として、家に帰って透明のコミックス用カバーにかけ替えるコミックスにも(書店員さんにお手間をかけつつ)、本屋さんのカバーをかけてもらい、それを文庫本に流用したりして、何とかしのいできましたが、それもそろそろ限界です。

海外ミステリの文庫本にかけるカバーが欲しい

昔から私が買う本といえば、その大半が文庫でほとんどが海外ミステリ。

レイモンド・チャンドラーに始まり、アメリカやイギリス発のミステリを買い集めて、ハードボイルドな世界に浸ってきました。

実家にいた頃に買い集めていた文庫も、ごっそり今の家に持ってきましたし。

お気に入りのミステリは、犯人をすっかり忘れてしまった頃にまた読み返して楽しんでいます。(どちらかといえば、多読より好きな本を何回も繰り返し読むタイプ)

遠い昔、学生の頃に買った海外ミステリを、いまだに引っ張り出してきて、新鮮な気持ちで読みふけったりすることも、よくあります。

今後も大好きな海外ミステリを綺麗に保存して、何度も読み返すためにも、やはりブックカバーは必須です。

それにしても、どうしようかな・・・と思っていた矢先、こちらの記事を拝見して、そうか、無料でダウンロードできるブックカバーを自宅プリンターで刷ればいいのか!と、気づいたのでした。

「ブックカバー」「無料」で検索してみると、ほんとうにいろいろなサイトさんが無料でダウンロードできるブックカバーを提供されているんですね。

見慣れた本屋さんのブックカバーとも全然違って、和柄のブックカバーなどもあり、どれも個性的なデザインのものばかりです。

ブックカバーを無料でダウンロードできる、おすすめサイト

ブックカバーを無料ダウンロードできるサイトのうち、私が気になったおすすめサイトさんも、いくつか紹介してみますね。

国立市の公式キャラクター、くににゃんの可愛いブックカバーをはじめ、写真が表紙のブックカバーなど、バラエティに富んでいます。 また、こちらでは、ブラウザでオリジナルブックカバーも作れますよ。

ブックカバーが「本の洋服」とは、まさに、ぴったりな表現ですね! ドットやキュートなど、カテゴリ別にわかれていて探しやすいです。 特に「彩りの装い」では、渡辺すすむさんの、和や猫の絵柄がとても美しく、本当に無料でいいんですか?と思ってしまうほど。

こちらは、東京の呉服店さんが提供されているブックカバー。

呉服屋さんということで、着物の柄にも使われていそうな綺麗な和柄が多く揃っています。時代物や文豪の名作に、こういった落ち着きのある装いも良いですね。 和の小物がお好きな方には、おすすめです。

こちらでは、『ぐりとぐら』の挿絵でおなじみ、山脇百合子さんのイラストが可愛いブックカバーをダウンロードできますよ。

白黒のブックカバーって無いですか?

・・・と、ここまで書いておきながら、なのですが。

上記で紹介したサイトさんから、私も和柄ブックカバーを何枚かダウンロードして、今度、宇江佐真理さんの時代物を買ったときにつけようかな、と考えています。

でも、気に入ってダウンロードしてきたブックカバーは全て和柄なので、海外ミステリの文庫本には似合いそうにありません。

それに文庫本用ブックカバーはA4の紙に印刷するので、全面カラー印刷だと、インクをかなり消費するんですよね・・・。

とはいえ、白黒で印刷できるブックカバーって、あまり紹介されて無いのです。じゃあ、自分で作ればいいんじゃない?と、ふと思い当たりまして。

私にとって一番の理想のブックカバーというのがあります。

もう何年も前に訪れた京都のブックカフェ「月と六ペンス」さんで頂いて帰ってきたブックカバーです。

cocoaplus.hatenablog.com

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レジ横に店名が入ったブックカバーが置かれていて、御自由にお持ち帰りくださいとあったので、1枚頂いて帰ってきたのです。

使われていたのは、昔から私が愛してやまないクラフト紙。

クラフト紙の素朴な風合いと、使っていくうちに表面が毛羽立ってきて、なんとも柔らかく優しい手触りになるのもお気に入り。

ちなみに、こちらのブックカバーには川口葉子さんの『京都カフェ散歩』を包んでいます。いつも、京都を訪れるときには持ち歩く愛読書です。

自作ブックカバーを作ってみました

ということで、月と六ペンスさんで頂いたようなブックカバーを私も作ってみたい、と思い立って数日。

目指すは、海外ミステリの文庫本にかけるブックカバーです。

出来上がったブックカバーがこちら。

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コロラドあたりの国立公園の山腹、見晴らしが良い山小屋にある、架空のブックカフェをイメージして作ってみました。

山を歩く旅人がふらっと立ち寄って、一杯のコーヒーを味わいながら本を楽しんで、また旅路に戻る。 そんな場所があればいいなあ、なんて空想してみたり。

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文庫本にかけると、こうなります。

自宅プリンターで、インクジェット印刷OKのクラフト紙に印刷しています。 とにかくシンプルに、あまりインクを使わないデザインを目指しました。

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手持ちの海外ミステリーは、ぶ厚い文庫本が多かったので、わざと英字が背表紙に少しかかるような位置にしてみました。

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別バージョンとして、エンブレム風のパターンも作ってみました。

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こちらは厚さが薄めの文庫本用に英字を少し左に寄せています。

なので英字部分が背表紙にかかることはないかと思います。

ブックカバーのダウンロード

こちらのnote記事で配布していますのでダウンロードください。

(2017.01.12 URL部分を変更しました)

(2022.12.13 簡単にダウンロードできるように置き場をnoteに変更しました)

【ご注意】

※二次使用や再配布、営利目的でのご利用については、ご遠慮ください。

印刷について

B5白黒(モノクロ)印刷でOKです。

印刷用紙は真っ白なコピー紙よりは色がついている紙のほうがおすすめです。

ちなみに今回、私が使用しているクラフト紙はこちらです。

50枚入りで300円ほどなので、インク代込みでも1枚10円ほどで出来るかと。

クラフト紙以外でも、あまり厚くない紙でお好きな色の紙にモノクロ印刷してもいいですね。

使い終わったほぼ日手帳にも使っています

文庫本のブックカバーとしてだけでなく、過去のほぼ日手帳のカバーにも使っています。

ほぼ日手帳は文庫本サイズなので、ちょうど良いですね。

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表紙と背表紙には、年を数字スタンプで押して。

使い終わったほぼ日手帳は、年末にアンリのカバーを外したら、そのまま丸裸の状態で保管していたんですけど、ちょっと寂しいなあ、と思っていたんです。

さいごに

本の表紙の手触りは、好みの茶系で温かみが感じられるクラフト紙のほうが好きなので、これからも自作ブックカバーで、いろいろ包んでいきたいです。