Hot Cocoa mix**

旅と文具とカフェめぐり

トラベラーズノートのある風景・14

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先月、CafeNotoさんへ行ったときも、トラベラーズノート持参だったのでした。濃いレッドのカップに入った、カフェラテとともに。

【過去記事】CAFE NOTO(玉造)| Hot Cocoa mix**

こちらのカフェにお邪魔したときの様子を、トラベラーズノートにもまとめてみました。

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なんだか、この日のことを、見開きにまとめてみたら、いつになく、ごちゃごちゃしちゃった。

一応、記念に、いろいろ貼っておきたかったのです。(特に、左ページ・・・)

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コーヒー豆の袋についていたタグも、記念なので、一緒に貼り付けてみました。マスキングテープで飾ってみたりして。

数日前、棚の整理をしていたら、見覚えのないトラベラーズノートのリフィルが出てきました。

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こんなの、あったっけ?と思いながら、中を見てみると、用紙はプレーンで、まだ未使用。

真っ白のリフィルって使い道がよく分からずに(升目のが好き)、表紙だけカスタマイズして、2冊挟めるようにはしてあったけど、持ち歩いても重いだけだから、外していたようです。(トラベラーズノートを初めて買った4年前に、カスタマイズしたのを、すっかり忘れていました)

表紙に貼ってあるのは、イギリス旅行に行ったときのチケット類ですね。ナショナルトラストのチケットは、あちこちのガーデンに行ってるので、名前が書いてないと、どこのものだか不明。

ブルーのチケットは、セント・マイクルズ・マウントのもの。イギリスの南西部、ペンザンスにほど近い場所にあります。

ここは、有名な、フランスのモン・サン・ミッシェルのように、海の中にある小島に作られた修道院で、潮の満ち引きによって、島へ行く道が出現したり、海に埋もれたりします。私も、行きは船で行きましたが、帰りは干潮時だったので、砂浜を歩いて帰ってきたのでした。

ペンザンスといえば・・・

ここに行った前日の午後3時過ぎに、日本からヒースローに着いたんですが、前半の日程は一人旅で、まだ、宿も決めてない状況だったので、ヒースロー空港のインフォメーションで手配してもらったペンザンスのファームハウスに泊まることになったんですよね。

ヒースローからバスと電車を乗り継いで、約6時間かけて、終着駅のペンザンスに着いたのが、午後10時半。(ほぼ、イギリス南部を横断してます・・・)

駅までファームハウスのオーナー夫婦が車で迎えに来てくれて、20分ほどの場所にあるファームハウスに向かったのでした。

家族経営の宿で、夜11時に到着した私を、息子さんも出迎えてくれて、御夫婦と息子さんと一緒に、4人でダイニングテーブルを囲み、お茶を飲みました。

濃くて熱いミルクティーが、長旅の疲れを癒してくれて。飼い猫がうろうろと、足もとを動き回る中、お茶を飲みながら、息子さんは、この9月に大学に入ることや、私は、日本の話などをして。

その晩、泊まったのは、ホテルのように、無機質な部屋とは違って、ナチュラルな飾りつけや、可愛いベッドカバーなど、とても温かみのある部屋。結婚して家を出たという娘さんがいるという話だったので、彼女の部屋だったのかも。

日程の都合で、翌朝には宿を出発して、ペンザンスの町中へ向かうバスに乗ったけれど、とても思い出深い宿だったのでした。

久しぶりに、このチケットを見て、そんなことを、ふっと思い出したり。

遠い昔のことだけれど、今でも、はっきりと覚えています。それが、私にとっては初めてのイギリス一人旅だったので、6時間以上もかけてペンザンスに向かう途中の、心細さとか、寂しさとか。

だから余計に、そうやって遥か東の国から飛行機で到着したばかりの女の子を、まるで家族の一員のように、もてなしてくれた温かさが胸に沁みたんですよね。(当時は私も、「女の子」で通用した年代だったので・・・)

その頃、もしトラベラーズノートがあれば、きっと一緒に持ち歩いて、そんな旅の思い出もすべて、わたしと共有していたのかなあ、なんて。

でも、このリフィル表紙に貼ったチケットを目にするたび、ペンザンスを訪れたときのことを思い出すだろうから、ある意味、トラベラーズノートと、旅の思い出を共有していることになるのかも知れませんね。