大阪環状線にある玉造駅。
OLだった頃、JR大阪環状線で通勤していながらも、玉造駅で降りたことは、一度もありませんでした。むしろ、朝の眠気に、うとうとしつつ、駅名のアナウンスを耳にしながら、そろそろ降車駅が近づいてるなー、という合図のような場所で。
だから、毎日、電車で近くを通っているのに、降りると、そこに、どんな町の風景があるのかも、ずっと知らないままでした。
それが今回、カフェに立ち寄るため、初めて玉造駅に降り立ってみました。(実際は、JR環状線ではなく、地下鉄のほうでしたが)
9月とはいえ、まだまだ、暑い昼下がり。
日傘をさしながら、玉造駅から歩くこと、10分ほどの場所に、CAFE NOTOさんがありました。
中に入ると、とてもナチュラルな装いの店内で、ブロカント風な小物や、白い壁と古びた木板のコンビネーションがとても私好みで、落ち着いた空間でした。
交差点を見渡せる大きなガラス窓の前には、この夏に完成したばかりという大きな木のハイカウンターがあり、道路を行き交う車を眺めながら、コーヒーを頂くことができます。ソファ席やテーブル席もあるので、そちらで、のんびりすることも。
Facebookのページを拝見すると、お店の方が、ご自分たちで店名のカッティングシートをガラス窓に貼ってらしたり、ホームセンターで模様替えの材料を購入したりされていて、DIYで少しずつ作り上げてきた、お店ならではの、手作りの素朴で温かな雰囲気が感じられました。先日、ベルメゾンさんの商品撮影が店内であったそうで、お店を貸しスタジオとしても使ってらっしゃるようです。
たくさんあるメニューの中から、カフェラテを頂きました。
濃いダークレッドのカップに入ったラテには、スチームミルクで綺麗な模様が描かれています。
メニューのラテにも、何種類かあって、店主さんのラテへのこだわりが、ひしひしと感じられます。ベースとなるエスプレッソは、「ナッツに似た甘みと、ビターチョコのような酸味」ということで、まさにとてもコクがある、深い味わいでした。
スイーツには、チェリーのチョコレートケーキを。
ヴァローナ社のチョコレートを使用されているそうで、こちらも、チョコレート本来の、まったり、濃厚な味わいと香りが。
店内には、JAZZのラジオ専門局がBGMでかかっていて、美味しいラテをゆっくり味わいながら、ゆったりと至福の時間を過ごすことができました。
居心地の良いカフェというのは、なかなか無いのですが、こちらのカフェはいつまでも、ここでコーヒーの香りに包まれていたい、そんな気持ちにさせてくれるお店でしたよ。
帰りがけ、お店のオリジナルブレンド豆を購入しました。
こちらのお店では、オリジナルのブレンド豆が4種類もあるとのこと。それで、ハンドドリップで入れることと、ミルクを入れてカフェオレで飲むことが多いことをお伝えすると、これがおすすめですよ、ということで、オリジナルブレンドBを購入。
先日、ハンドドリップで、カフェオレを淹れてみました。
お湯を注ぐとムクムク盛り上がる豆は、とても新鮮な豆の証拠。少し多めに豆を使ってください、ということだったので、その通りに入れると、家でも少しビターで甘い香りの濃厚なカフェオレを味わうことが出来ました。
こちらのカフェを訪問したときの様子をトラベラーズノートにまとめました。