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旅と文具とカフェめぐり

春のインク事情とニーモシネ

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このところ、まったく新しいインクを買っていない状況です。

とはいえ、今まで買いこんできたインクがいっぱいあるので、それらをまずは使ってあげなくては、と。

モンブランのブルーブラックとか、レーシンググリーンとか、使用期限はとっくに過ぎているので、万年筆に入れると悪いような気もしないでもないのですが・・・。(滓などが万年筆の機構を損なう意味で。見映えはそれほど変化無いように見えるんですけどね)

万年筆では、いろいろな色のインクを楽しみたい、ということから、主にコンバーターを愛用しています。インクカートリッジを使っている万年筆は、二本だけ。

そのうちの一本が、中屋万年筆です。

さすがに、この軸をインクボトルの中に浸けるのは大変気が引けたため、おとなしく、カートリッジを使用しています。プラチナのブルーブラックです。

オーソドックスだけれど、飽きがこない色ですよね。

中学生の頃以来、お世話になっている色です。(当時は、現在のデスクペンのような、700円ほどで買った細い軸の万年筆を使っていました)

プラチナといえば、先日、プラチナ万年筆の定番、#3776センチュリーについての記事を拝読しまして。

小日向京のひねもす文房具|第三十三回「プラチナ万年筆 #3776センチュリー 万年筆」

ナガサワ文具センターさんのサイトに連載されている小日向さんのブログ、毎回楽しく拝見しています。

こちらの記事に影響を受けて、センチュリーがもう1本欲しくなった・・・のは、万年筆好きの方なら、同意頂けるかと思うのですが、でも、まずは手元にある1本を使ってみよう、ということで。

洗浄して、少しのあいだお休みさせていた、プラチナ#3776センチュリーのシャルトルブルーを取り出してきて、インクを入れておきました。

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ここ最近、シャルトルブルーに入れているインクは、濃い紺の軸色にもマッチした、Writing LAB.さんのオリジナルインク、Vintage Denimです。

紺色というより、インク名にちなんで、藍色といったほうが似合っているような、深い濃淡がお気に入りのインクです。(もっと太字のニブだと、この大好きな濃淡も、はっきり見えてくるのかな? #3776センチュリーのBニブとか・・・)

ちなみに、シャルトルブルーと、ヴィンテージデニムについて、以前に書いた記事はこちらです。

cocoaplus.hatenablog.com

cocoaplus.hatenablog.com

新しい万年筆を買ったときには、どんな色を入れようか、毎回悩んで試行錯誤することも多いのですが、これも、他のインクを何度か入れてみた結果、こちらのVintage Denimに落ち着いた次第です。

割と、軸と同系色のインクを入れることが多いほうかも?

ところで、先日、ツイッターのTLに「#お気に入り万年筆インクベスト5」というタグが流れてきまして。

私も早速、思いついたものを挙げてみました。

でも、5つじゃ、全然足りないー。

ブルーブラック系が多いのは、やはり、一番の定番でありながら、好きな色だからでしょうか。

ちなみに、現在、おもに使っている万年筆と、入れているインクはこんな感じです。

書いた紙は、ニーモシネのノートパッド。

ニーモシネは、わたしの中では、万年筆のインクの発色が一番綺麗に分かるノートパッドとして位置づけられています。

用紙は、マルマン特製の筆記用紙。

5mm方眼の罫線は、どことなく、私の好きな中間色(これはライム・イエロー?)で、目にやさしくて、万年筆のインクをはじかないところもお気に入り。

ページ上部に切り取りミシン線が入っているので、糸綴じのノートとは違い、もし書き損じてしまった場合も、ぴりぴり破って簡単に切り取れるため、「とりあえず万年筆で書いてみよう」という際に使用しています。

ノートパッドといえば、レポートパッド同様、普通は、書いたら上のページから切り離していくものかと。 でも、なんだか、捨てるのももったいなくて、破らずに、そのままになっているページも多いのですが。

こんな風に、何年も前に書いたものが、そのまま残っているので、ああ、このときはこんなインクを使っていたんだなあと思い出したり、また同時に、インクの色の経年変化も見てとれたり。

神戸インク物語のSOLライトグリーンも、春らしい、これからの新緑の色なので、そろそろ出してきてあげなくては。

季節の移り変わりを感じながらインクの色を変えてみたり、インクの色を見て、あらためて季節を感じてみたり。

そんな万年筆ライフをあいかわらず楽しんでいる、今日この頃なのでした。