Hot Cocoa mix**

旅と文具とカフェめぐり

旅の思い出が内表紙。

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トラベラーズノートには、一応、ジッパーケースも挟み込んでありますが、実は、あまり活用していませんでした。

日帰り旅行や、一泊旅行など、旅先でもらったチケットやShopカードは、別に持ち歩いているジッパーケースに入れることが多いので、このトラベラーズノートのジッパーケースには、お気に入りのイラストのポストカードを一枚、挟んだきりで。

でも、いわば、このジッパーケースは、革の表紙を開いたときに一番最初に目に飛び込んでくる、内表紙のようなもの。 そこで、そろそろ「内表紙」も模様替えしてもいい頃じゃない?と思ったわけなのです。

今度はどんなポストカードを挟もうかなあ・・・と、今まで集めたポストカードを入れているお菓子の箱から、これにしよう!と選んだのが、昔、ロンドン地下鉄博物館で買い求めたポストカードでした。

ブリストルは、イギリス南西部にある港町。およそ150年前に、33年かけて建造されたというクリフトン吊橋が有名で、このポストカードにも、川にかかる吊橋が描かれています。

ブリストルは一度だけ、訪れたことがあります。 当時、私が持って行っていたイギリスのガイドブックには、ブリストルについて何も書かれてなかったので、一緒に一泊旅行に来ていた語学学校の日本人の友達が学校で使っている教科書に、ブリストルではクリフトン吊橋を見るべし、と書いてあったということで。

道端で教科書を広げながら、どこにあるのかしらねえと、かなり長い間、てくてくと町中を捜し歩いた覚えがあります。(でも、後で知りましたが、イギリスでは結構有名らしく、帰国後、テレビでも何度か吊り橋が紹介されてるのを見ました)

このポストカードは、そんな思い出も呼び起こしてくれる一枚ですね。

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同じく、こちらも、ロンドン地下鉄博物館で買ったポストカード。

上のブリストルのも含め、どれも、鉄道会社の昔のポスターですね。鉄道に乗って、旅に出よう、みたいな。キューガーデンはとても大きな王立の植物園。ロンドンからも気軽に電車で行けるので、おすすめです。

ハロゲイトは、いわゆる温泉町として昔から有名なリゾートタウン。

アガサ・クリスティ失踪事件で、彼女が身を潜めていた町でもあります。(ということを、以前はハロゲイトの語学学校に通っていたという日本人の友達に連れられて街を訪れたとき、そういえば、ここって、あの映画に出てきた場所じゃあ・・・?と思い出しました)

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ついでに、お菓子の箱の底のほうからは、こんなポストカードも発掘。ロンドンのベーカーストリートにある、シャーロック・ホームズ博物館で買い求めたポストカードですね。

これは、ホームズの小説が掲載されたストランド・マガジンの表紙ですが、大好きなジェレミー・ブレットさんのポストカードも何枚か買ってきてました。

ロンドンには今まで何度も行きましたが、一番最初にロンドンを訪れたとき、どこよりも、まず行ってみたかったのが、このホームズ博物館でした。地下鉄のベーカーストリート駅を降りたとき、すでに駅の構内からしてシャーロック・ホームズ一色で、とても喜びましたっけ。

なかなかイギリス現地には旅行できそうにないので、せめてトラベラーズノートを開くたび、イギリスの思い出があれこれ詰まったポストカードを目にして、淡い旅愁を掻き立てられるのもいいかも知れません。