それがいつからだったのか、もう覚えていませんが、昔から、ウィリアム・モリスが大好きです。
植物のモチーフを多用した、凝った装飾がとても魅力的で、いつまで見ていても、飽きることがありません。 そんな、ウィリアム・モリスの壁紙を(そのまま)使ったノートと見ると、もうこれは、買わないわけには~・・・。 (印刷ではなく、本物の壁紙を切って表紙を装丁しているので、同じ柄は全く無いとか)
というわけで、デルタ堂島アバンザで見つけたノートを、迷うことなく、持ち帰ってきたのでした。
ハードカバーのノートで、他のデザインや、無地と横罫がありましたが、こちらは横罫になります。
ウィリアム・モリスは、19世紀後半のデザイナーであり、詩人、そして、アーツ・アンド・クラフト運動の創始者でもあります。 ノートの後ろに写っている家は、レッド・ハウスという、ウィリアム・モリスが、新婚当時に過ごした「世界一美しい家」。 現在は、ナショナル・トラストの所管になっています。
モリスの家といえば、コッツウォルズのケルムスコット・マナーが有名ですが、残念ながら、まだ訪れたことがありません。 コッツウォルズには、過去2回行っているんですが、公共交通機関では行けない場所にあるので、なかなか、訪れる機会がなくて。 上記レッドハウスのほうが、ロンドンから電車で行けて、駅からも、徒歩30分ほどみたいなので、行きやすそうですね。
日本で開催されるモリス展には、何度か行ったことがありますが、先日、実家に帰ったとき、イギリス旅行で持ち帰ってきたパンフレットなどを整理していたら、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で見たモリス展のパンフレットが出てきました。
自分でも、こんなパンフレットや冊子があったことは、全く覚えてなくて。 展覧会では、その展示方法も、とてもセンスが良かった記憶があります。
また、以前、東京旅行の折、千葉市立美術館まで、「イギリスの美しい本展」を見に行ったのは、ウィリアム・モリスのプライベート・プレスである、ケルムスコット・プレスが製作した特装本を見たいがため、だったのですが。
絡み合う植物のモチーフで装飾された、聖書やチョーサー物語のページは、どれも、とても美しく、長い間、ガラスケースの前で見入ってしまいました。大好きなイギリスのことを語れば、それこそ、延々、語ってしまいそうですが。 そんなイギリスのアーティストの中でも、大好きなモリスだったので、ノートを、何に使うか、思案してしまいます。
来年の日記用・・・かな?
でも、横罫だけだと、長続きしそうにないし・・・。 使わないのも、もったいないので、何を書き込むか、悩むところです。
そうやって、イギリスや、モリスに思いを馳せながら、何を書くか考えるのも、また、楽しいひとときではあるんですよね。