先日、3年ぶりの東京旅行へ行ってきました。そして、念願だったトラベラーズファクトリーへ。
トラベラーズノートの愛用者にとっては、まさに、聖地のような場所ですもんね。
数年前、まだ内装工事中だった頃から、ブログでその様子を拝見しながら、どんなお店になるんだろうなあ、早く行ってみたいなあ、と思いつつ、なかなか、東京へ行く機会が無くて。そして、この夏、初めて憧れの地を訪れることができたのでした。
建物脇には、見慣れたマークの看板が。
入り口横の窓からは、平沢まりこさんの旅心をそそる陽気な絵が、お出迎え。
一階では、トラベラーズノート関係のグッズや、旅もの文具などが、いっぱい取り揃えられていて、どれも目移りしそう。これもステキ・・・あ、あれもステキと、何度も、棚の間をぐるぐる回ってしまいました(^^;
前回の記事にも書きましたが、ちょうど、トラベラーズノートのリフィルがなくなったので、紙ものと一緒に新しいリフィルも買い求めて。そして、早速カスタマイズコーナーに設置されているスタンプを買ったばかりのリフィルにペタペタ押して、おめかしです。
紙類のお買い物以外にも、トラベラーズ・ファクトリーに行ったら、絶対、コーヒーを頂くんだ、って決めていたので、真夏の暑い日でしたが、ホットをオーダー。(トラベラーズブレンドの豆も、もちろん、自宅用お土産に買いましたよー。FaceBookで、アアルトコーヒーさん直伝のトラベラーズブレンドの美味しいアイスコーヒーの入れ方が解説されていたので、今度、入れてみる予定)
そのあとは、木の階段を上がって二階のカフェ・スペースへ。トラベラーズブレンドを飲みながら、しばし、ほっこり。
マイ・トラベラーズノートと、トラベラーズブレンド、ブラニフのスタンプを押してあるのが新しいリフィルです。
旅に出るたび一緒に持ち歩いている、愛用のトラベラーズノートをここに連れてくるのも、夢だったんだぁ。
とっても存在感のあるキャメルの革のソファ。(一度、座っておけばよかったかな?)
ちょうど、カフェのテーブルで、東京中央郵便局で買ってきた、実家への暑中見舞いハガキを書くつもりでいたんですが・・・
万年筆を持ってくるのを忘れたよ! OMG!!(前日の野外ライブの豪雨対策にばかり、気をとられてたせい・・・)
それで、とりあえず、手持ちのボールペンで書いたんですが、黒一色で、なんとも味気ない。と、そこに、ちょうど、このテーブルの上に色鉛筆が用意されてるじゃありませんか! 有難く使わせて頂きました~。 青や黄色で、ちょっとだけ、飾りを書き込んで、爽やか仕様に。
やっぱり、トラベラーズファクトリーで書くことにして正解でしたよ。
こういう、ざっくり感というか、ワイルド感が好きだなあ。
カフェからさらに上に上がるプライベート階段には、沢木耕太郎さんの『深夜特急』のハードカバーが並べられてるのを見て、それもすごく嬉しかったです。
ああ、原点が同じだなあ、っていうか。これは、いわば、人生を変えた一冊。(全三冊だけど)
私は、OLやってたときに、この本を読んで、イギリスにホームステイすることを決めたんですよね。ホームステイから帰国後も、毎年のように、ちょっと早めに取った夏休みにはフリーでイギリスに行って。
宿も予定も決めずに日本を出て、一人でイギリスをバス旅行とか。
毎晩、B&Bのベッドに寝転がり、明日はどこに行こうかなあ、とインフォメーションセンターでもらってきた、地図と時刻表を眺めながら、あてのない旅をしてみたり。このときは、移動のために、10分×2回ほどは電車を使わざるをえなかったけど、(やっぱり電車は速かった!)結局、2週間の旅を、ロンドンからスコットランドまで、大好きなローカルバスで、のんびりと巡ることが出来ました。
現在のように、ネットが普及する前のことでしたから、そういう、現地で情報収集しながらの気まま旅も出来たんだな、って。(今なら、海外のことも、出国前に、手軽にネットで調べられちゃいますもんね・・・)
トラベラーズファクトリーのカフェに身を置いていると、そのときの、旅にはやる気持ちが、じんわりと思い出されてくるようでした。
帰りの飛行機の時間も迫っていたので、帰りがたいですが、そろそろ、トラベラーズファクトリーともお別れ。
そういえば、ショップがある中目黒は、私が1~3歳頃まで住んでいた場所。
もちろん、当時の記憶など何もなく、両親から話を聞くくらいですが、何となく、中目黒は自分の中で、東京のふるさと、っていう位置づけだったりします。(言葉が形成される頃に、東京にいたせいか、大阪生まれの大阪育ちだけど、どこか、関西弁じゃないね、とよく言われるんですよね)
そんな、ある意味、懐かしくもある町に、再び戻ってきて、大好きなショップを訪れることが出来て。ちょっと甘酸っぱい気持ちも感じつつの「里帰り」となりました。
次に東京旅行に来たときも、またぜひ、トラベラーズファクトリーを訪れて、郷愁とともに甘酸っぱい旅心も掻き立ててみたいな。
トラベラーズファクトリーで購入してきた紙ものいろいろ。また、後日、新しいリフィルのことなどは、記事にしますね。