Hot Cocoa mix**

旅と文具とカフェめぐり

月のない夜のインク「朔」

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万年筆を買うと、それに入れるインクも欲しくなってしまい、どんどん、インク壜が増える一方なのですが・・・。

プラチナ#3776セルロイドのミッドナイト・オーシャンを買い求めたとき、やはり、深い青の軸色に合わせて、インクはブルー系よね!と。

今、手持ちの青インクは、ナガサワ文具センターのKobe Ink物語・摩耶ラピスだけなので、あれを入れようかな、でも、細目の字に、あのキラキラはいいけど、中字だとどうかな?

やっぱり、別の色がいいかな・・・と悩みつつ、Pen and message.さんで、インク見本帳を見せて頂いていたんです。

本当は、ヴァン・ゴッホに入れる茶系のインクが欲しいと思っていて、どれがいいかしら、と探していたんですが。

こちらのお店のインク見本は、メーカーごとでなく、色ごとに並べられているので、欲しい色が決まっているときには、各社の色を見比べることが出来て、とても便利ですね。

それで、茶系を決めたあと、今度は、青系のインクを何気なく見ていると・・・

Pen and message.さんがオリジナルで出されているインクが、何だか、イメージぴったり。

それが、机禅オリジナルインク「朔(さく)」でした。

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インクのラベルには、「鉄紺色」と書かれています。

ブルーブラックですが、沈み込むような色ではなく、落ち着いているけれど、はっきりと主張する色だと思います。言ってみれば、藍染めの色と似ているでしょうか。

ラベルには、「思考用」とも書かれていて。

「考えをまとめるときにも、邪魔にならない色」とサイトでも紹介されています。

なにより、真夜中の深い海の色をした万年筆に、月のない夜の名前がついたインクですから、ぴったりですよね?

試筆してみると、店主のYさんにも、「この組み合わせ、とても良いですね」と言って頂けました。よかった!

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早速、インクをコンバーターに入れて頂いて、お店のカスタマー・カードには、このインクで初書きとなりました。とても落ち着いた色合いの字を、乗せていくことが出来ました。

2010年版ほぼ日手帳に書いた文字になります。トモエリバーにも、とても似合う色ですね。

ただ、ほぼ日手帳には、ナガサワオリジナルのプロフィットで、摩耶ラピスの組み合わせが気に入っているので、どうしよう・・・。

今は、モレスキンに書くときに使っていますが、クリームがかった紙よりも、白い紙のほうが合うような気もするので、他のノートに長文を書くときに使おうかな、とも思ったり。

リスシオ・ワンのノートを買ったので、そのほうがいいかな?

そういえば、Pen and message.さんで出されているコーヒーにも、「朔」という名前のオリジナルブレンドがありますよね。今回、コーヒーを頂く時間がなかったので、また、今度は、コーヒーの「朔」を味わいに行ってみたいです。