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旅と文具とカフェめぐり

京都・紅葉と上村松園展

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先日、京都に日帰りでおでかけしてきました。

もう12月だし、紅葉の時期には、少し遅いかな?と思ったのですが、例年に無く、綺麗な赤だという紅葉を、まだ楽しむことが出来ました。

こちらの紅葉の写真は、下鴨神社。 京都に行くと、まずは、下鴨神社へお参りしてから、というくらい好きな神社です。糺の森を歩くと、マイナスイオンいっぱいで、清清しい気持ちになれます。

そのあとは、出町柳駅前からバスに乗って、真如堂へ。

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こちらは、ちょうど、紅葉の見頃ということで、真っ赤に色づいている紅葉を堪能できました。

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12月にしては、ぽかぽかと暖かな日で。 お昼前の明るい日差しを受けて、紅葉の彩りも赤やオレンジの、綺麗なグラデーションとなっていました。

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白い漆喰の壁を背景に。こちらでも、いろんな色付きのもみじを楽しめます。

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今年の夏は、特に猛暑だったので、紅葉の赤も、例年になく、一段と綺麗なのだとか。あの暑い夏場を乗り切ったご褒美のようなものですね。

ランチのあとは、地下鉄で東山駅まで。

疏水沿いをてくてく歩いて、京都国立近代美術館へ向かいます。

こちらでは、上村松園展を開催中ということで。松園は、大好きな日本画家の一人だし、ぜひ、見てみたかったのです。

松園の息子さん・上村松篁氏、お孫さん・上村淳之氏、三代に渡る作品を展示している松伯美術館には、以前、行ったことがありますが、それでも、これほど一同に、松園作品が集められているのを見るのは初めてだったかと。

日本の美をたっぷりと、堪能してきました。

ただ、綺麗な絵、というだけではなく、日本女性が持つ奥ゆかしさ、たよやかさなどを美麗に描きながらも、その内にある芯の強さも、同時に感じさせてくれる、松園作品がとても好きです。

細かく丁寧に描き込まれた着物や帯の柄、絞り模様もさることながら、純白の半襟に薄く浮かぶ、白の模様までもが、目をこらせば、描かれていて、ただただ、うっとり。

そしてまた、掛け軸の表具も、とてもこだわったものなのか、絶妙の色の配色や、柄生地の合わせ方に、またまた、うっとり。

美しいものばかりに囲まれた、至福の時間でした。

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