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旅と文具とカフェめぐり

金ペン堂でペリカンを・1

20100318_01

地下鉄で向かった先は、神保町でした。 他の方のブログで、よく拝見していた、金ペン堂さんがあるところです。

本当なら、日本橋三越でペリカン・スーベレーンを購入する予定だったので、行かないかもしれないけど、念のために、地図だけはプリントアウトしておこうと思って、用意してきていたのでした。 これが役立つことになろうとは。 私にとって、今回が、金ペン堂初訪問です。

地下鉄神保町駅のA5出口を出て、左手に150m・・・。 こちらのお店のこだわりについては、いろいろと読んでいたので、内心ドキドキでした。

「モンブランのインク」は禁句、というのは覚えていたのですが、えっと、ほかに気をつけないといけないことって・・・と考えているうちに、マクドナルドの手前に、金ペン堂の看板が。

お店の間口が狭いというのは聞いていましたが、北浜のモリタ商店さんよりも、間口的には狭いかも? しかし、どちらも、大人が三人入れば定員オーバーには変わりありません。 そして、どちらも、壁いっぱいのガラスケースに、万年筆がこれでもかというほどに、並べられているところも、おんなじ。

表のガラス戸が開けられたままの店内のカウンターには、息子さんらしき方がいらしたので、こんにちは、と声をかけて中に入ります。 そして、ペリカンのスーベレーンが欲しいんですが・・・と切り出しました。

一応、M400で考えていることをお話して、すでにインクが入った試筆用のM400で、早速試し書きです。 いろいろ書いてみたあと、このくらいの太さの字幅がいいです、と結局、EFニブにすることに。 軸の色は、正直、ちゃんと事前に決めてはいなかったので、クールな外見のシルバートリムの青縞M405に惹かれつつも、でも、青軸は、プラチナのミッドナイトオーシャンがあるし・・・ということで、ボルドー縞と、緑縞が候補に。

どちらも手に持たせて頂いて、緑の軸って持ってないし、やっぱり、スーベレーンといえば緑縞かな?という単純な思い込みで、緑縞のM400を購入することになりました。 そのあと、吸入式はこれが初めてなので、とお伝えすると、息子さんは、インクの吸入方法と洗浄方法を、丁寧に教えて下さいました。 インク吸入後、一度、下に大きく振って下さい、というのには、ビックリでしたが。 (インクが飛び散りませんか?! 思わず、カウンターから引く私) まっすぐ下に向けて振れば、余分なインクが落ちるんだそうです。

家に帰って、他の万年筆で、普通のコンバーターでインク吸入したあと同様にやってみましたが、服は大丈夫でした。 あと、ねじった持ち方をしていると、ペン先が一部分のみ削れてしまって寿命が短くなるので、ペン先とまっすぐ一直線になる位置にクリップが来るようにしてキャップを尻軸にさして、そのクリップが天井を向いていれば正しい持ち方が出来ていますから、と教えて頂きました。 (クリップが自分のほうに向いていたりすると、ペン先が変な角度で紙に当たっているということで・・・)

こだわりの、こちらのお店は、結構コワイという先入観があったんですが、息子さんは、まだ、店主のお父さんほどの貫禄はなくても、訥々と、丁寧に対応して下さるので、初心者でも大丈夫でした。 そうやって、すっかり安心しきっていた頃に、あの「儀式」が。 こちらでは、万年筆に入れるインクは変えないで下さい、というポリシーのため、事前に、使うインクを訊ねられるんですよね。 この時点で、モンブランは禁句とは覚えてましたが、つい、「普段はセーラーとかを・・・」と口にすると、息子さんに、フッと鼻で笑われたみたいで。 後で、ほかの方のサイトを見て、こちらのお店では、セーラーを扱ってないことを知りまして。 そうか、セーラーも禁句だったか!と、後悔しても後の祭り・・・。 (家にあるインクは、セーラー系とモンブランだけなんだもん~)

試し書きのインクが良さそうだったので、これは、何ですか?と訊ねると、 (もう訊くまでもなく)金ペン堂さんイチオシのウォーターマンのブルーブラックでした。 では、持ってないんですが、それを使うようにします、ということで、買ったばかりのM400に、ウォーターマンのブルーブラックを入れて頂きました。 このインクが一番、書きやすくて、他のインクを使うと出が渋くなることがありますから、とのことでした。 インクのほうは、飛行機で来ていて、壜が割れると怖いので、また、地元に帰ってから買い求めます、とお話すると、気圧の関係で満タンにしておかないと洩れることがありますからと、一旦、万年筆に入れたインクを出して、また、入れ直して下さったのでした。

(「金ペン堂でペリカンを・2」に続きます)