Hot Cocoa mix**

旅と文具とカフェめぐり

万年筆で字も変わります

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万年筆で書くときには、力をいれず、筆圧が強くならないように・・・と、意識しつつ、書くこと、およそ三ケ月。

ボールペンを使い慣れた人は、筆圧が高くなりがちだそうですが、私の場合、Gペンや丸ペンなどの、つけペン歴が長い分、ペンは力を入れて描くもの、という癖が染み付いてしまっていて、なかなか、筆圧は下がらないんじゃないかな、と思っていました。

でも、意外と早く、万年筆の書き方に慣れてきたような気がします。 むろん、それは、本来、万年筆が自重だけで書けるものであり、ペン先に力を入れなくても、紙に置くだけでインクが出るんだ、ということを身体が認識したからかも知れません。

また、当初は、ペン先にすごく近い場所を持っていましたが、最近では、少し、遠い場所を持って書けるようにもなり、そうなると、書く字も変わってきました。

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普段は、丸っこい字を書くんですが、(「いつもの字」とか、「ふだんの字」とか自分では呼んでます)このモリタ万年筆さんのオリジナル・プロギアスリムでは、少しペン先から遠い場所を持つと、若干、万年筆自体を寝かせて書くようになり、そうなると、いわゆる「お出かけ用の字」を書くのが、だんぜん、気持ちよくなってきました。

それも、この一ケ月ほどばかりの間のことです。

ペン先が紙に当たる角度やポイントが、こういった字を書くのに、この一ケ月で、ちょうどいい具合に変わってきた、ということでしょうか。

これは今のところ、モリタさんのプロギア・スリム限定で、ほかの万年筆で同じように力を抜いて、「お出かけ用の字」を書こうとしても、途中で、どうも疲れてきてしまい、結局は、「いつもの字」に戻ってしまうんですけれども・・・。

やっぱり、意識して書くのが「お出かけ用の字」だからでしょうか。 書いていて自分でも楽なのは、「いつもの字」のほうなんですよね~。

普段は、自分の意識やシチュエーションで、書く字を変えていますが、使う万年筆によっても、字が変わってくるんだなあ、というのは、ちょっぴり新しい発見でした。