高松へ、高速バスでの「駆け足」小旅行を終えたあとは、再び徳島へ戻ってきました。 神戸へ帰るバスが発車するまで、僅か1時間半。
その間に、どうしても行きたい場所があったので、徳島駅から歩いて行ってきました。14g(ワンフォージー)さんです。
トラベラーズブレンドで有名な、aalto coffeeさんのカフェです。
OPENして以来、徳島に行った際には、ぜひ訪れてみたいと思っていたんです。
14gブレンドを一杯
徳島駅から、眉山へ向かうまっすぐな大通りを歩いて、橋を渡ったところで、左折。
その辺りは、新町という名前で、最近はカフェやパン屋さん、小さな雑貨店などが集まるようになったそうで、徳島駅周辺よりもある意味、賑わっているような雰囲気も。
14gさんは、ビルの二階にあるのですが、ビルの入り口にはお店の名前が出た看板も無いし、二階に上がっても同様で、カフェの入り口にすら、そこがカフェだと分かる表示は何もありません。 まさに、知る人ぞ知るというか。(店内でイベントを開催されるときには、小さな看板が出るようですが)
中に入ると、広いスペースの中央には存在感のある木製の長く大きなテーブルが。
壁際の細いテーブルには、木箱の中に入ったトラベラーズノートや、セレクトされた雑貨などが並べられています。
全体的に、木のぬくもりが感じられる空間で、一般的なカフェと比べると広々とスペースを使っている印象です。これも、店内でイベントを開催されるときのためでしょうか。
もちろん、こちらで頂いたのは、店名を冠した「14gブレンド」。すっきりとした後味の、香りも芳醇なコーヒーでした。
あとは、コーヒーやワインのお供にぴったりというチョコとアーモンドのビスコッティ。
(最初、めちゃくちゃ固いよ!と思ったのですが、メニューを読み直すとコーヒーに浸して食べる、と書かれていました。浸すと、ふにゅふにゅになって、香ばしくて食べやすい~)
こちらでよく、ミニコンサートや雑貨のイベントを開催されているのをSNSで拝見していたため、ここでなら、いろいろ楽しめそうだなあ、とコーヒーを頂きながら、店内のスペースを眺めて羨ましく思ったり。
オルガンも設置されているんですよね。
昔、小学校の教室にあったようなオルガン。久しく、オルガンの音色も聞いてないなあ、なんて。オルガンを見ただけで、昔の思い出などもよみがえって来て、どこかノスタルジックにもなりますね。(音を聞けば、もっと、その思いは強くなるんだろうなあ)
お店では、スコーンなどのスイーツのほか、自家製酵母を使ったミュリールさんの焼きたてパンもコーヒーと一緒に頂くことができます。そのときは、まだあまりお腹も空いてなかったので、美味しそうなパンをいくつか、帰りがけにテイクアウトで。
もちろん、14gブレンドの豆と、あと、大好きなテテリアさんの紅茶も置いてらしたので、買い求めました。(これでGWの間、お茶の時間に飲むものに困らないぞ~、と)
もっと、ゆったり滞在したかったんですが、バスの時刻も迫っていたので早々に駅へ戻らないといけないのが、何とも残念でした。
前日があいにくの定休日だったため、二日目、高松から戻ってきて神戸へ帰るまでの間に、こちらを訪問できるよう、時間を何とかやりくりして、スケジュールを組んだんですよね。もっと夜遅い時間に帰るバスにしても良かったんですけど、いろいろ都合もあって。
トラベラーズノートに旅の思い出を
帰宅後、旅の思い出に、トラベラーズノートに作った、14gさんのコラージュ・ページです。
カフェカードの代わりに頂いて帰ってきたポストカードの写真が、オルガンも写っていて、とても雰囲気が良かったので、そのまま使わせていただきました。
美味しいコーヒーと美味しいパンと、暮らしをすてきに彩るmonoを提案してくださる14gさんのようなカフェが、御近所にあったら、毎週のように通ってしまいそうだなあ。
徳島は、母方の実家があるところで、幼い頃は、毎年きまって、夏休みになると和歌山からフェリーに乗って、里帰りしていた思い出の場所。
ただ、田舎は徳島市内ではなかったので、徳島駅付近には当時、ほとんど来たことがなかったと思うのですが。(阿波踊りも、小さいときに一度見たくらいかなあ)
今では、明石大橋を通れば、高速バスで神戸から2時間もかからないのに、なかなか訪れる機会も無くて。
今回、高松とあわせて、どちらも駆け足での旅となりましたが、ルーツを感じることが少しでも出来たかなあ、なんて。
インドア派なので、普段は、引きこもることのほうが好きなのですが、こうして小さな旅に出ると、行ったことがない場所に行きたい、いろいろ見てみたいと、どこかへ引っ込んでいた好奇心がむくむく顔を出してきます。
花粉症シーズンもやっと終わったので、そんなに遠くじゃなくてもいいから、軽い足取りで、まだ見ぬどこかへ足を伸ばしてみようかな。