久々に、Bungboxさんのオリジナルインク、omaezaki瑠璃・海色を使っています。
インク壜のラベルに描かれた波打つ水面のように、波間に煌く海の青さを思い起こさせる、深いブルーのインクです。
Bungboxさんで購入したのは、かなり前なのですが、その間にインクの色も微妙に変化している気がします。
水分が飛んだせいか、インクの名前にもある瑠璃色が、さらに濃くなって、濃淡がとても綺麗に出るようになりました。
ブルーブラック系だと、黒っぽさが混じった青というか、黒寄りの紺色が多いですが、「瑠璃」というだけあって、華やかさのある紺色です。
こちらは、4年前に瑠璃・海色でつばめノートに書いたページ。4年経っても、まだ、全体に明るい青が目立つように思います。
本来であれば、一年以内に使いきるのが、インクにとっても、吸入させる万年筆にとっても良いことらしいのですが、つい、気になったインクをいろいろ買い込んで、溜めこんでしまうため、そういえば、あのインクがあったっけ。そろそろ使ってみようかな?というようなことも、よくあります。
その際、以前使っていたときと、インクの色が少し変わっているのを発見するのも、また、望外の楽しみでもあり。
それが、さらに好みの色合いに変化していたりすると、嬉しいものですね。
こちらは、昨日、丸善のレターパッドLEOPARDに、瑠璃・海色で書いてみたもの。
LEOPARDは、少しクリームがかった用紙に、栗色の罫線がレトロな味わいです。
インクの滲みもなく、滑らかな紙の表面をペン先がすべるように書けるので、万年筆での筆記の楽しみを味わえる紙質ですね。(このレイアウトと用紙のままでいいから、綴じだけ変えてもらって、ノートにしてくれればいいのになあ・・・なんて)
瑠璃色をしたインクの濃淡が、とても綺麗な発色に。
ブルーブラック系インクも、とても落ち着いていて好きなのですが、これは、どのブルーブラックとも違う色かな、と。このくらい輝度のある紺色も、華やかで好きです。
omaezaki瑠璃・海色を購入した当初に書いた記事がこちらになります。
期せずして、こちらの過去記事でも、同じ、丸善のLEOPARDに書いていました。見ると、購入当初は、紺色というより、むしろ、スカイブルー系の抜けるような青が印象的ですね。
前述の、4年前につばめノートに書いたページも、たぶん、書いたときには、もっと明るいインクの色だった気がします。経年変化で水分が飛んで、書いた文字もブルーブラック寄りの色になったということでしょうか。
今回、初めて、瑠璃・海色を、ペリカンスーベレーンM400に入れてみました。
手持ちの万年筆の中では、もっとも「堅実」なイメージの一本です。
さすがドイツ製というか、かちっとしたシンプルなフォルムと書き味が特徴的。金ペン堂さんで購入時に調整して頂いた、このM400は、適度に弾力もある書き心地で、ますます、手に馴染んできた気がします。
この緑縞の軸と、深い瑠璃色のインクという組み合わせが、今はお気に入り。
早めにインクを使い切ったほうが良いかとも思うので、今年は、この組み合わせで、いろいろ書き綴っていこうと思います。