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旅と文具とカフェめぐり

浮世絵入門展~山種美術館(東京)

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続きを更新しないまま、8月になってしまいました(^^; 6月末に行った東京旅行記の3回シリーズ、第2回目は、広尾にある、山種美術館です。 実際は、恵比寿駅から長い坂を登って、てくてくと歩いて行ったのですが、広尾、と聞いただけで、おしゃれ~、なイメージなのですが。 実際、初めて訪れてみると、さすが、個人の方がこだわりを持って、建てられた美術館だけあって、とても、センスが光る美術館でした。

今回、見てきたのは、「浮世絵入門」展です。 もともと、浮世絵と聞くと、それほど知っているわけではないのに、いそいそと見に行ってしまうわけですが。 この展覧会は、「入門」と謳っているだけあって、山種美術館が所蔵してきた、さまざまな浮世絵を一斉に公開して、改めて、浮世絵の親しんで頂こう、という趣旨のものだったようです。

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展覧会のフライヤーでも、有名な、写楽の大首絵が大きくクローズアップされていますが、今回、個人的に嬉しかったのは、広重の『東海道五拾三次』が一挙公開されるということ。 (入場チケットには、『東海道五拾三次』の絵が使われています)

浮世絵の中でも、特に、広重の『江戸百景』が大好きで、もう、あちこちの美術館で、何度、見たか分からないくらい好きなのですが、実際、『東海道五拾三次』については、今までに何枚か、バラで見たことはあっても、全部一挙に、とまではいかなかったのかな?と。

しかも、こちらの美術館所蔵のものは、扉の字『東海道五拾三次』まであって、とても珍しい、初期の刷りなのだとか。(浮世絵は、刷りの回数によって、初版で刷られていたものが後の刷りでは無くなっていたり、色味が変わっていたりと、さまざまです)

ただ、この日は早めの帰りの飛行機を予約していたこともあって、じっくりと見る時間が取れなくて、時計を見ながら早足で見て回る結果となってしまったのが悔やまれました(^^; それさえ無ければ、もっと、ゆっくり、あの静かな空間に滞在できたのですが~。 あんなに多くの作品が展示されているとは思ってもいなかったのが敗因のようです(笑)

美術館内のミュージアム・ショップにも、とても洗練されたグッズがあり、いろいろと、お土産に買ってきてしまいました。 また、機会があれば、今度こそ、ゆっくりと訪れてみたい美術館です(^-^) (ちなみに、「山種美術館」の名前の由来は、創立者の山﨑種二さんの名前から来ているそうです)