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旅と文具とカフェめぐり

エロール・ル・カイン展~美術館「えき」KYOTO

前回記事の続きになります。

ランチのあとは、JR京都駅の、JR京都伊勢丹へやってきました。

京都伊勢丹内にある、美術館「えき」KYOTOで開催中の、エロール・ル・カイン展を見るためです。

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こちらの美術館に来たのは二度目です。 前回は、数年前に、リサとガスパール原画展を見に来ました。 今回も、絵本の原画展なので、美術館の企画センスが好みに合うということでしょうか。

せっかく京都に行くし、何か美術館でやってないかなあ、とネットで展覧会情報を調べていたときに、こ原画展を見つけたと思うんですけど・・・

当初、告知ペーパーの絵を見ると、白黒のコントラストがはっきりしたペン画に、耽美派?アール・ヌーボー?と思うほどで、ちょっと、アンブローズ・ビアスの絵を彷彿とさせたりもして。

なので、実は、あまり期待していなかったんです。 (今から思えば、ほんとに、ごめんなさい、なのですが(^^;)

でも、会場に入ってみると、そういった白黒のペン画だけでなく、ほんわかとした、暖かな色使いの絵本のイラストがとてもステキで。 すぐにファンになってしまいました。

しかも、私の大好きな、細かい装飾に彩られた、フレームなどもいっぱいで、これぞ原画展ならでは、というか、その綺麗で丹念な仕事に、思わず、ガラスにかぶりつきで見とれてしまうほど。 茶色いインクで描かれた、細いペンの主線が、本当に細くて、細かくて。

そして、ある絵本の原画のコーナーに来たとき、「あれ? この絵、見たことある気がする・・・」と。

よく考えれば、その『まほうつかいのむすめ』という絵本は昔、OLだった頃に、職場の頒布会で、英語の絵本を毎月購入するというものがあり、そこで買った一冊だったのでした。 今も、実家にあります。

先週、実家に行ったとき、今の家に持ってこようかな、と思いつつ、本は重いので、また今度・・・と本棚に並んだ背表紙を見てました!

そうか、この作家さんだったのかー!

知らない作家さんだと思っていたら、実は、そんな昔から馴染みの作家さんだったと知り、ちょっと嬉しかったのでした。

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一番最初にアップした、クリスマスの絵もとてもステキですが、他にも、いろいろ、気に入った絵がありました。 残念ながら、和訳されていないものが多かったのですが。

エロール・ル・カインの邦訳された絵本は

出版元のほるぷ出版のサイトで一覧できます。

早速、家に帰ってきてから、まだ持っていなかった絵本を数冊、ネット書店で注文してみました。 本当は、会場で買って帰りたかったんですが、荷物がさらに重くなるので、泣く泣く我慢です~。

そして、こちらが、展覧会会場で買い求めたグッズたち。

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『いばらひめ』の表紙イラストがとても綺麗で、小さなメモの中には、その絵本のフレームも使われていて。

ポストカードも買い求めて、同じく、会場グッズ売り場で展示されていた額縁を一緒に買ってきて、早速、家に飾っています。

この華やかな雰囲気が、クリスマスに合う気がして。 写真にちょこっと写っている、ダイニングテーブルの上の「クリスマス・コーナー」に置いています。

個人的には、便箋なども欲しかったなあ~。

とにかく、展覧会告知ペーパーの絵は、かなり損をしてる気がするくらい、行ってみると、全然、雰囲気が違う原画展なので、絵本好きな方には、おすすめですよ。 あと、ネコ好きな方にも!