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旅と文具とカフェめぐり

Pen and message.に行ってきました

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先日、神戸元町にあるPen and message.さんに、初めて行ってきました。

JR元町駅の西口から降りて、山側へ向かうのは、春に、県警本部に運転免許書き換えに行ったとき以来です。 (最近、優良運転者のみ、こちらで書き換えできるようになって。今では、すっかり、ペーパードライバー・・・)

県警本部のある通りへ向かう、急な坂道の途中に、Pen and message.さんがあります。

まさか、春の時点では、この周辺にあるお店で万年筆を買い求めることになるとは、夢にも思ってませんでした。 (その頃は、確か、Wiiの某どうぶつゲームに夢中だったかと・・・)

Pen and message.さんは、思っていたよりも、小さなお店でしたが、レトロな雰囲気の、とても落ち着けるお店でした。

いつも、お店のブログや、『趣味の文具箱』の連載記事などでお見かけしている、店主のYさんは、とてもダンディな方でした。

どちらからですか?と尋ねられたので、革製品のル・ボナーさんがある「島」に住んでいることをお伝えすると、同じ神戸市民ということで、万年筆を選びながら、震災のときの話をさせて頂いたり。 (当時、私はまだ、結婚前だったので、大阪に住んでいたのですが、それでも、知り合いなどから、震災の時、「島」がどんな様子だったか聞いていましたので)

今回、事前に、お店のサイトを見て、漆の万年筆が欲しいかな、と思っていたのですが、あいにく、欲しかった色の在庫が無くて。

取り寄せもできますよ、とのことでしたが、どうしようか迷いつつ、Yさんが、いろいろ選んで下さった万年筆と、私が気になっていたものを7、8本、試し書きさせて頂きました。

今まで、幾つかのお店で、ペリカンを試筆しながらも、今ひとつ、好きではない書き味のものばかりで。

おかしいなあ、万年筆好きの方は皆さん持ってらっしゃるのになあ、と思っていたのですが、こちらで用意下さったスーベレーンM400はとても書き心地が良くて。

ああ、ペリカンって、こういう書き味だったのね!と初めて納得できました。 (なにぶん、初心者なもので・・・)

いつかは欲しいペリカンだったのですが、大きさもしっくり来たスーベレーンM400を、来年こそは、と思いました。

他には、マーレンのネイチャー・グリーンもステキな軸で、書きやすく、さすが18金という、柔らかな書き味で、心が揺れたのですが・・・。

でも、レジンの軸は、この前、ヴァンゴッホを買ったので、今回は、まだ持っていない軸で、と思っていたんです。

あと、買う前提ではないですが、初めて、中屋万年筆を試し書きさせて頂きました。 たぶん、シガーモデルの桔梗だったと思うのですが。 (名前をお伺いするのを失念していました)

中屋万年筆は、噂通り、手に吸い付くような感触が、素晴らしいですね!

そして、オプションのグリップの菱形の象嵌も、小さいものでしたが、とてもインパクトがあって。

私も、いつかは(何年後?)中屋!と野望を抱いてしまいました。 やはり、憧れの万年筆ですね。

あとは、Yさんの私物の万年筆でも書かせて頂きました。

周囲に、万年筆好きの知り合いもいないため、店頭の売り物以外で、どなたかが長く愛用されている万年筆を使うのも、これが初めての経験だったんです。

5年使用されているというアウロラは、滑らかな書き味で、うわー、こういうペンだったら、いくらでも書けちゃうだろうなあ、と思える素晴らしい書き味。

同じく、ペリカンのバーメイルトートイスM450も、とても書きやすく、レトロな佇まいが、本当にステキでした。

・・・

こちらは、落ち着いたお店で、珍しくも、座って試し書き出来る数少ないお店ということで、他にお客さんがいらっしゃらなかったのをいいことに、一時間近く、Yさんとお話しさせて頂きながら、いろいろと試し書きもさせていただき、とても幸せな時間でした。

こうして、万年筆をじっくりと選ぶ時間も、大切にしたいものですね。

そして、この日、買い求めた万年筆の紹介は、次の記事で・・・。