もともと、ステキな青い軸の万年筆が欲しいなあ・・・とは思っていたんです。
そして、先日、買ってきたばかりの『趣味の文具箱』Vol.15を、読んでいると・・・
あっ、こんなに綺麗な深い青の万年筆が!
その万年筆を楽天で探してみると、在庫のあるお店が3店くらいしか無く、ほとんど扱ってないみたい・・・。
でも、その翌日、訪れたPen and message.さんで、ガラスケースに収まった、その万年筆に出会うことが出来たのでした。
買い求めたのは、プラチナの#3776セルロイド軸「ミッドナイト・オーシャン」中字です。
セルロイド軸の万年筆は、いつか欲しいと思っていた憧れの一本でした。
しかし、その日は、漆軸を・・・と思って、来店していたので、他にも、いろいろ試筆させて頂きながら、どうしようかなあ、と迷いつつ。
でも、とても綺麗な青の軸と、ペン先の書きやすさに惹かれて、「やっぱり、これにします!」と、ミッドナイト・オーシャンを買い求めることにしたのでした。
私にとって、初めてのセルロイド軸万年筆です。
もともと、とても書き味の良いペン先だったのですが、「あ」とか「お」を書くと、カーブのところで、シャリシャリ引っかかるのが、少し気になり、店主のYさんに目の前で調整頂いて。
調整後は、とても、スムーズに書けるようになりました。
書いていくうちに、また書き味も変わりますから、とおっしゃって頂いて。 一年以内なら、いつでも無料で調整して頂けるというのも、とても心強いですね。
こちらの軸は、とても深い青というか、紺というか。 その中に、白い模様がちらほらと見え隠れしています。
それが、まるで、夜の海の波間に映る、月の光みたいにも見えて。
セルロイドの、手に持ったときに、すっと、馴染んでくれる、優しい感触も良いですね。 今では、とても貴重な素材ということで、大事にしたい一本となりました。
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ところで、他の方のブログで、セルロイドの万年筆を買うときは、胴軸の繋ぎ目に注意・・・というのを、事前に拝見していて。
でも、買い求めたときには、すっかり、そのことが頭から抜け落ちていたのですが、家に戻って、そのことを思い出し、チェックしてみたら、繋ぎ目・・・? うーん、どこかな?
というくらい、全然、分からないんですけれども。 紺色の、濃い色目のせいでしょうか?
でも、プラチナの#3776セルロイド軸は、一枚のセルロイド板を、筒にすることで作られているため、胴軸には繋ぎ目が出来るもの・・・ということでしたが。
どこかに、見えないけど、繋ぎ目があるのかな? これだけ、削り出しということはないだろうし・・・と、ちょっと頭を捻ってしまいました。
でも、気にならないというか、全く分からないくらいなら、もう、それでOKですよね!
手に持って眺めていると、本当に、引きこまれそうな深い色をしています。
そして、この万年筆に合うインクを、ということで、同じくPen and message.さんで、インク見本を見せて頂いて。
そのお話は、また次回にでも・・・