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旅と文具とカフェめぐり

Kobe INK物語を買いました

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三宮のナガサワ文具センターさんで、Nagasawaオリジナル・プロフィットを買ったとき、Kobe INK物語も一緒に購入してきました。

やはり、神戸市の住民としては、このインクを持ってないと、と思って。

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外箱は、セーラーのジェントルインクそのままですが、裏にシールが貼られていて、区別できるようになっています。(「PenStyleオリジナル」とシールにはかかれていますが、詳しく言えば、ナガサワ文具センター内で、万年筆関連を取り扱っているのが、Pen Style DENです)

では、箱を開けてみましょう。

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今回、購入したのは、舞子グリーンと、摩耶ラピスです。

Kobe INK物語のインクは、神戸三宮に本店を持つナガサワ文具センターさんが、おしゃれな神戸の町に似合う色を、ということで作られたオリジナルインクで、神戸のいろいろな場所の名前がつけられています。

ですから、インクの名前は、いずれも神戸在住の私にとっては馴染みの名前ばかり。

「舞子グリーン」の舞子は、三宮から、西に電車で20分くらい。世界一のつり橋「明石海峡大橋」を望む舞子は、名勝・舞子浜と呼ばれた、風光明媚な場所です。

海岸沿いには、松林があるので、そこから、この「舞子グリーン」という名前が生まれたんですね。

ところで、今回、抹茶のような緑のインクが欲しくて、もし、セーラーの冬限定色、常盤松があれば・・・と思っていたんです。

ネットショップでは売切れが多かったですが、こちらには、在庫があったので、試し書きさせて頂いたら、思っていたよりも、彩度が無いというか、くすんだ色として、紙に定着するんですね。 それで、舞子グリーンでも試し書きさせてもらったら、むしろ、こちらのほうが、私のイメージ通りの色だったんです。

初志貫徹でいくか、どうしようか迷ったんですが。 お店の方によると、Kobe INK物語も、元はセーラーで作っているインクですし、舞子グリーンも、舞子の松林をイメージしたもので、常盤松と同じ「松」ですから、ということで。

だから、似ていて当たり前なんですよね。

結局、書いた字が少しだけ明るく残る、舞子グリーンを買うことにしました。

そして、もう一つの「摩耶ラピス」。

こちらは、六甲山系に、摩耶山というのがありまして。その昔、空海が、この山にあるお寺に、釈迦の生母・摩耶夫人(まやぶにん)像を安置したところから、そう名付けられたそうです。

摩耶山頂の展望台「掬星台(キクセイダイ)」からの夜景は、神戸1000万ドルの夜景と言われ、函館・長崎と並ぶ「日本三大夜景」の一つともいわれているんです。(まだ、残念ながら、行ったことがありませんが・・・)

その煌く夜景から、ネーミングされた摩耶ラピスですから。 ブルーブラックですが、彩度もあって、すごく綺麗な青なんです。

実は、『NOTE&DIARY Style Book Vol.4』の巻頭で登場されているミケランジェロさんのブログで、この摩耶ラピスの色で書かれた字を見て、とってもいい色だなあ、と思っていたんです。(こちらで、きらきら光るインクの様子が紹介されています)

ネットショップの色見本では、ほかの青インクとの違いが、ここまでは、分かりませんでしたから。

今は、Nagasawaオリジナル・プロフィットに入れて、ほぼ日手帳にも、この摩耶ラピスで書き込んでいますが、たくさん文字が書かれていても主張しすぎず、でも、はっきりした綺麗な青。

また、別の記事で、ほぼ日手帳に書いた様子を紹介しますね。

そういえば、ナガサワ文具センターに行ったとき、他に買い物もあったし、プロフィットにするかどうか、まだ迷ってもいたので、また、ぐるっと回って後で来ます、と言って、お店を一旦、出たんですが。

数時間後、お昼御飯も食べて、もう一度戻ってきたら、担当して下さった方は、ちょうど、お昼休憩に行かれていましたが、私が、舞子グリーンを欲しがっていたということで、残り一壜だったのを、わざわざ、取り置きして下さっていたんです。

お店の方の、そんな、ちょっとした心遣いが、とても嬉しかったのでした。

そんな舞子グリーン。実は、入れる万年筆が無い状態なので、まだ、ちゃんと使えてないんです。

新しいインクを買うと、それで書く万年筆が、また新しく欲しくなってしまいますね。