Hot Cocoa mix**

旅と文具とカフェめぐり

金ペン堂でペリカンを・2

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晴れて、金ペン堂で購入することになった、ペリカン・スーベレーンM400。(ペリカンの一本差しペンケースも、サービスでつけて下さいました)

これが、私にとって、初めてのスーベレーンとなりました。

実は、今月末に誕生日を迎えるので、少し早い、自分への誕生日プレゼントだったんです。

金ペン堂で万年筆を買うメリットは、やはり、全品調整済みという、そのペン先にあるかと思います。

すでにインクが入った試筆用で試し書きしたあと、買うと決まれば、そこで初めて、新品の万年筆をつけペン状態で書かせて頂き、インク吸入後にも、また書いてみましたが、引っかかりも感じられず、まるで何人もの手を経た試筆用と同じ滑らかな書き味。

目の前で、ペン先の調整も何もしないで、これなので、さすが金ペン堂、ですね。

家に帰ったあと、早速、手持ちのいろいろな紙に書いてみました。 20170120080746

こちらは、ニーモシネに書いたもの。

インクは、金ペン堂さんお薦めの、ウォーターマン・ブルーブラックのままです。

ニーモシネは、手持ちの紙の中でも、割とくっきり、インクそのままの色が出る気がします。万年筆でもとても書きやすい紙で、これで180度パタンと開く、普通のノートを作ってくれれば、最高なのになあ、と思ったり。(リングノートじゃなくて)

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こちらは、ほぼ日手帳に書いたもの。

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こちらが、モレスキンに書いたものです。

ほぼ日手帳のほうは、インクの濃淡が割と出てますね。(時間が経つと、少し、色褪せてきました)

EFニブとはいえ、国産よりも、少し太めなので、ほぼ日手帳の日記ページに、いつも通りに漢字を書くと、字が潰れてしまいました。

やはり、ほぼ日手帳には、ナガサワ・オリジナルプロフィットに摩耶ラピスという組み合わせが、お気に入りだったりします。

そして、モレスキン。

こちらは、ブルーブラックだったんじゃあないの、あなたは?と言いたくなるほど、「ブラック」の影も見えない、明るいブルーになってしまいました。青というより、ターコイズというか、アクアブルー?

文字を紙に書いた瞬間は、ちゃんとしたブルーブラックなんですが、見る間に、どんどん色が変わってきて、最後には、「ブラック」の色味がどこかへ飛んでいってしまうんです。

まあ、色というものは、ある意味、相対的なものというか、これもブルーブラック、と言い切ってしまえば、それでOKなのかな?とも。

ただ、今まで、モレスキンに書いていたブルーブラック系がPen and message.さんのオリジナルインク「朔」だったり、モンブランの古典ブルーブラックだったりしたので、それらとは、あまりに色が違いすぎて。

ブルーブラックという一括りで考えると、これって、ありですか?と、ちょっとビックリしちゃうんですよね。 ニーモシネみたいな白い紙や、一番上の、桜の一筆箋に書いたような、ブルーブラックそのままの色なら良いんですが、モレスキンに書いたときの色(の変化)だけは、いまだ、ちょっと、慣れないというか。

cocoaplus.hatenablog.com

そのうち、暑くなってきたら、この明るい青も涼しげに見えて、気分が変わるかな?

でも、買ったばかりにしては、ストレスは、このモレスキンに書いたときの色だけで、書き味には、何の不満もないので、改めて、すごいなあと思ったり。しっかりと、ペン先が紙をとらえて、走っていってくれているのが書いていて、分かるんです。

実用的な万年筆としても有名な、M400。これから、気兼ねなく、いっぱい書いていきたいです。

そして、金ペン堂さん訪問での、初めてのやりとりも、ひっくるめて、今年の誕生日にまつわる、良い思い出になりそうです。