昨年、ポップな色使いのキャップが可愛い万年筆kakuno(カクノ)が発売されて話題になりましたが、この春、新色が仲間入りすることに なりました。
今回のカクノは軸がホワイトで、キャップはピンクやブルーなど、いかにも春らしい、パステルカラーの4色です。
私は、2本目のカクノに、みずいろキャップ(ソフトブルー)をお迎えすることにしました。
右側が、先輩のきみどりキャップのカクノ。
左側が、新入りのみずいろキャップのカクノです。
さきほどの写真とは左右逆になってますが、新発売のカクノは、首軸が透明で、ペン先のスマイルマークは、ウィンクしてるんですよ。(これは、まだ、新入りカクノにインクを入れる前に写真を撮ったので、透明部分は綺麗なままですが)
みずいろカクノさんには、昨年末に買って、他の万年筆でも使っている、色彩雫の天色(あまいろ)を入れてみることにしました。
天色は名前の通り、空の色のインクです。
みずいろキャップ=そらいろ(みずいろ)インクね!と、発想が単純ではありますが。
淡く明るめの色のインクなので、もっと、薄くなるかと思ったら、 予想以上に、くっきり、はっきりした文字が書けました。
これは、Dainel(デネル)のノートに書いたもの。(Dainelについては、こちらの過去記事に書いています)
ほぼ日手帳にも、天色を入れたカクノで書いてみました。
きみどりキャップはF(細字)ニブで、細かい字が書けるのを気に入っていたので、みずいろキャップもFニブにしました。
ほぼ日手帳は5mm幅ですが、カクノのFニブだと、こりこり小さな文字を書き込むのに、ちょうど良いんです。
カクノはスチール(鉄)ペンでも、かなり固めのペン先なので、ボールペンに慣れた方が、初めて万年筆を使う場合でも、書きやすいんじゃないでしょうか。
こちらは、ほぼ日手帳の使ってないページに書いてみたものです。
きみどりキャップには、神戸インク物語のSOLライトグリーンを入れていて、みずいろカクノ同様、キャップと同色のインクを入れて使っています。
カクノさんを調整していただきました
もともと、先輩格のきみどりキャップのカクノさんは、発売日からちょっと遅れてamazonで買ったんですけど、何の調整もしなくても、最初から書き味は良好でした。
今回のみずいろキャップのカクノさんは、先日ツイッターでも呟きましたが、ナガサワさんのペンクリニックで、他の万年筆を調整して頂いた際に購入したもので、その場で川口Drに調整して頂いたカクノさんなのです。
1000円の鉄ペンなのに、ほんと、すいません~っ、というか。
昨年11月に訪れたペンクリが、カクノが発売されて少し経った頃で。私の隣に座っていた小学生低学年くらいの女の子が、一緒に来ていたお父さんにカクノを買ってもらったらしく、これが初めての万年筆ということで、川口Drに調整してもらっていたんですよね。
それを隣で拝見しながら、私も、家にある、きみどりカクノさんを持ってくるんだった~、と羨ましく思っていたのでした。それが今回、みずいろキャップで念願叶ったというか。
それにしても初めて使う万年筆がペンドクター調整済なんて、すごいですよね。(これが、きっかけで万年筆が好きになってくれたら良いなあ、なんて)
もちろん、無調整のきみどりキャップも書き味は良いんですが、同じFニブでも、調整済・みずいろキャップは、書き味が全然違うんですよ。字を書くと、ペン先が紙に当たって、シャリシャリと音がして、それが何とも、ほど良い書き心地というか。
さいごに
天色インクも明るめで、ちょっとした注釈を書くときにも重宝しそうですし、きみどりカクノさん同様、みずいろカクノさんも、日頃のラインナップとして愛用していこうと思っています。 (前回記事の鎌倉旅ノートの小さな文字も、みずいろカクノで書いたものです。こんな風に、ちょこっとメモするのに、とってもお役立ちなカクノさん♪)
1000円というお手頃価格と、軽くてポップなカジュアル万年筆は今までありそうで無かったので、ぜひ、これを機会に、カクノさんで万年筆デビュー!という方が増えればいいなあ。