神戸のキャトルセゾンで、喫茶室・豆灯(とうとう)さんのコーヒー豆を買ってきました。
北海道の「美幌」にあるカフェ、というのは事前に知っていたのですが、なにぶん、地理に弱いワタクシ。美幌って、どの辺なのかなあ?と思いつつ、家に帰ってきて、袋の裏を見てみると・・・「網走郡」って書いてある!
そんな北の北にある町から、このコーヒー豆はウチにやってきたのね~、となんだか、愛おしくなってしまいました。
早速、コーヒー豆を、クマの絵がついたみずいろのブリキ缶に移し変えたら、豆をミルで挽いてハンドドリップで淹れてみました。
お湯を注ぐと、コーヒーがぷくぷくと盛り上がってきて、なんとも香ばしい匂いが満ちてきます。
この豆は「ビターブレンド」ということで、しっかりとした苦味がありながら、どこかチョコレートのような、甘い香りもして。
とても、至福の一杯を味わうことができました。
網走には、大学生の頃に、バスツアーで訪れたことが一度だけあります。 (例の刑務所をバスの中から見た記憶が・・・)
網走の、どんな場所に、こちらのカフェがあるんだろうと、地図を見てみると、石北本線の美幌駅から、ほど近い場所にあるんですね。北見国道もそばを通っていて、国道240号線沿いかあ・・・。
地理には疎い私ですが、地図を眺めるのは昔から大好き。なので、今回も、我が家にやってきたコーヒー豆の「ふるさと」を地図で眺めながら、今はもう、すっかり、本格的な冬の寒さが訪れているであろうカフェの佇まいを想像していました。
コーヒー豆自体は、南アメリカなどから輸入されてくるものではありますが、それを手ずから、丁寧に焙煎されるのは、お店の御主人。紅茶よりも、手作業感がある気がします。
私が、日本各地のカフェのコーヒー豆を買い求めて、味わいたくなるのは、地図を眺めることに似ているのかも知れません。
このコーヒー豆が、どんな風景の中にあるカフェで、どんな御主人に焙煎してもらったのか、そんなことに思いを馳せながら、少しの間、珈琲の香りとともに、ショート・トリップ。
網走にあるカフェにも、とても行ってみたいけれど、なかなか旅行に行くのは難しくても、コーヒーが、しばしの旅に連れ出してくれるのです。
北海道網走郡美幌町仲町2丁目80-1 [MAP]