先日、Amazonで注文したCDが届きました。
キャノンボール・アダレイの『キャノンボールズ・ボサ・ノヴァ』です。
癒しのメロディが秋の夜長にもぴったり
ジャズのCDなんですが、以前から聴きたかったのに、近所のTSUTAYAにもなくて、Amazonで見てもお安い輸入盤の在庫無し、という状態で。
それで、Evernoteのマイ・ウィッシュリストに、タイトルを載せていたのでした。
すでに持ってるCDを間違ってレンタルしたりしないように、ジャズ関係のCDは、タイトルとジャケ写をEvernoteに入れてます。あと、機会があれば欲しいなあ、というアルバムもウィッシュリストに。
それで、この前久しぶりにAmazonでチェックしたら、ちょうど1000円以下で購入できる輸入盤の在庫があったので、すかさず、ぽちっと。
ボサノヴァはどこか、けだるい夏の午後、というイメージがありますが、緩やかなリズムと癒しのメロディは、秋の夜長にもぴったりだと思うんですよ。
やはり、おすすめは、3曲目のコルコヴァード。
一度は、耳にしたこたことがある曲だと思います。ボサノヴァの名曲ですね。
このCDをBGMにしていると、ふんわりとした気持ちになってリラックスできます。(今、これを書いている最中にも、PCでかけてます)
他の収録曲も、気負うことのない、とてもナチュラルなアルトサックスの音色が何とも心地よいアルバムです(^^)
永遠のバラード、運命の「枯葉」
実は、私が、キャノンボール・アダレイのことを初めて知ったのは、東京から帰るJAL機内の音楽チャンネルでした。飛行機に乗っている間に、イヤホンで聴ける、あれです。
ちょうど、秋頃に乗ったので、季節柄、JAZZチャンネルの1曲目がキャノンボール・アダレイの『枯葉』だったんです。
シャンソンの名曲ですし、曲自体は前から知っていたわけですが、聴いた瞬間、もう、なんだ、これは?!みたいな。哀愁のアルト・サックスの音色に、一度で魅了されてしまいました。
それで、帰宅後すぐにPCに向かって、名前を覚えたての、キャノンボールなんとかさんの、 「Autumn Leaves(枯葉)」をAmazonで検索。
そして、この曲が収録されているCDを即、購入したというわけです。
それまでも、ずっと、JAZZは好きでよく聴いていたんですけど、ジャズ・ヴォーカルや、ジャズ・ピアノがメインで、サックスはあまり聴いてなかったんですよね。
でも、これがきっかけで、キャノンボール・アダレイのファンになってしまって。彼の音が持つリズムというか、テンポや音色が、とてもしっくり来るというか、スタイリッシュでもある彼のサックスが他の誰よりも、耳に馴染むんですよね。
とはいえ、それまで私も名前を知らなかったくらいだし、あまり一般的には有名じゃないかもですが、このアルバムはマイルス・バンドに在籍時代のもので、マイルス・デイビスも演奏に参加しています。
それ以来、キャノンボール・アダレイのアルバムをレンタルしてきたり、サックスつながりで、ジョン・コルトレーンや、スタン・ゲッツも聴くようになりまして。そう思うと、まさに、JAL機内のあれは、運命の『枯葉』でした。
最近は、1960年代前後のジャズをよく聴きます。
先の「キャノンボールズ・ボサ・ノヴァ」は1962年に録音。
「Somethin' Else」は、1958年に録音。1958年当時、キャノンボール・アダレイもマイルス・デイビスも、アート・ブレイキー、ハンク・ジョーンズも、後にジャズ界の大御所となる参加ミュージシャン全員が、まだ若かった頃の音源です。
いずれも、自分が生まれる前に演奏・録音された音楽なのに、まったく、古さなど全く感じさせない音で、何度聴いても飽きません。名演奏・名音楽というのは、そういうものかも知れませんね。
そんな極上の音に包まれながら、今日もまた、秋の夜が更けていくのです。