Hot Cocoa mix**

旅と文具とカフェめぐり

CAFE HERON(京都)

(前回記事のつづきです)

美術館を訪れたあとは、京都に戻り、二条城近くのカフェを訪れました。

CAFE HERONです。

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無機質なコンクリートの打ちっぱなしの壁と、古い木の扉が、中の通路へと誘ってくれます。

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鉄板の看板が、とてもCOOL。 禁煙席は二階です、とのことで、階段を上がると・・・

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そこは、まるで、ドイツの設計事務所か、ヨーロッパの大学の図書館の一室のようでした。 20091113

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シルバーのライトが照らし出す、飴色に磨かれた古い木のテーブルは、とても暖かみがありました。

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壁際の本棚には、洋書や色つきグラスが飾られていて、シンプルでありながら、モダンな空間。 どこか、ドイツの機能主義的なデザインを連想させます。

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頂いたのは、コーヒーと、林檎のクランブルタルト。 自家製タルトは、シナモンの香りがして、サクサクでした。

深炒りコーヒーも、とても味わい深くて。

山道をバスに揺られてきた疲れも、癒される美味しさでした。

こちらのカフェを訪れたのは、『京都カフェ散歩』で紹介されていたのを読んだのが、きっかけでした。

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以前、本を買ったばかりのときに、ブログ記事に書きましたが、ただ、美味しいカフェを紹介するだけではなく、一軒一軒のカフェ・オーナーのこだわりや、生きかた、コーヒー哲学すらも感じられる、実に、奥深い本だったんです。

正直、望外の喜びを味わいながら、それぞれのカフェの成り立ちを、まるで、短編小説を読むかのように、味わっています。

そんな本に導かれて、訪れたカフェでしたが、スイーツやコーヒーが美味しい上に、インテリアへの、こだわりも伺えるカフェということで、お気に入りの一店となりました。

CAFE HERONを出たら、もう、午後三時過ぎ。

あまり時間がありませんが、前から行きたかった恵文社一乗寺店へ向かうことに。

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叡山電車に乗るのは、かなり以前、鞍馬へ行ったとき以来。

恵文社一乗寺店は、かなりユニークな品揃えだと聞いていたのですが、珍しい本や雑貨などを見て回っているうちに、あっというまに、一時間ほどが過ぎてしまって。

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お店を出ると、すっかり、日が暮れてました。

早く帰って、晩ご飯の用意しなくっちゃ。

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今回の日帰り旅のおともは、スルッとKANSAIの3daysカードでした。 叡山電車にも乗れて便利です。

紅葉は、MIHO MUSEUMから持ち帰ってきた一枚。

まだカードは二日分残っているので、年内に京都か奈良に、行けたらいいな。

※追記;CAFE HERONは、閉店されました。お気に入りのカフェだったので、とても残念です。