東京&鎌倉の文具女子旅のレポート。今回は「鎌倉で雑貨ショップ&文房具屋さん巡り」の様子をお届けします。
鎌倉を訪れるのは2度目です。
何年も前に主人と来たんですが、その日は十月だというのに、台風かと思うぐらいの暴風雨で、もう大変。
大雨の中、傘を強風に飛ばされそうになりながら、鎌倉の大仏を見に行きましたが、あまりの天候の悪さに、せっかく訪れた寺社も臨時閉鎖していたりで、早々に引き返すことになったという苦い思い出が。
今回の鎌倉一人旅では、前週の大雪の名残で、路肩には東京や横浜以上に雪が積もっていましたが、お天気としては、朝は肌寒くても、昼間は歩いていると、ぽかぽかしてくるぐらいの快晴に恵まれました。
ホテルを早々に出て、横浜駅のロッカーに荷物を入れたら、いざ、鎌倉へ。
鶴岡八幡宮と思い出の大銀杏
予定より早い電車に乗れたので、もう8時半過ぎには鶴岡八幡宮に到着していました。
朝の神社は、清清しい空気に包まれているので、大好き。とはいえ、こんなに朝早い時間に神社を歩くことも滅多に無いですが。
鶴岡八幡宮には、前回の鎌倉旅行の際も、お参りに来ているんですけど、そのとき、一番見てみたかったのが、有名な大銀杏の木でした。
子供の頃、愛読していた歴史シリーズの本に、鎌倉幕府三代将軍・源実朝が、鶴岡八幡宮の大銀杏の下で甥の公暁に暗殺されてしまう物語があったんです。 それを読んで以来、28歳で亡くなった、和歌をこよなく愛した若き将軍、実朝のことが、子供心にも強く印象に残っていたんですよね。
なので、初めて鶴岡八幡宮をお参りしたときには、見上げるほど大きな銀杏の木に圧倒されながらも、ああ、ここで実朝が・・・と感慨深く見上げたのでした。(一応、歴女なわたし)
樹齢1000年と言われるほどの立派な大銀杏でしたが、ご存知のように、平成10年3月の強風で倒れてしまったんですよね。
当時、TVニュースでその様子を見ましたが、実際、その場所に立ってみると、大銀杏のあった部分だけがぽっかりと空白になっていて。あるべき場所に何も無く、ただ喪失感だけが残ってる感じ。
でも、倒木した後の蘖(ひこばえ)からは、細く若緑色をした若芽が地面近くから、ひょろっと伸びてきていているのが見えました。すぐ脇に移植された、大銀杏の根元の幹部分とともに、今後は、両方が「御神木」となっていくのだそうです。
思い出の大銀杏とは残念な再会となりましたが、朝の静けさの中、つんと冷えた空気が澄んだ鶴岡八幡宮をゆったり回ることができました。
大好きなショップを初めて訪れました
鏑木清方記念美術館を訪れたあと、10時の開店を待ってショップ巡りへ。
JRの線路にかかっている小さな踏切を渡ったら、まずは、ジャム専門店のロミ・ユニ コンフィチュールさんへ向かいます。
時折、神戸のキャトル・セゾンでも期間限定で取り扱いされていて、時折買い求めているんですが、一度、鎌倉の本店でお買い物してみたかったんです。
店内には、美味しそうなジャムがいっぱい!
鎌倉店限定販売のCharmant(シャルモン/いちごとフランボワーズとブラックベリー)と、Sifflant(シフロン/りんごといちじく)のジャムを買い求めました。
あとは、焼きたてのスクエア・スコーンと、teteriaさんの紅茶もお土産に。
次は、いつも楽天市場で可愛い雑貨を買うなら、ここ!というくらい、よくネットショッピングしている、大好きなショップ、4CUPS+DESSERTSさんの実店舗へ。
鎌倉といえば、4CUPS+DESSERTSの本店があるんじゃなかったっけ?と調べてみたら、ロミさんのお店の斜め前でした。
入り口のドアからして、シャビーな雰囲気です。 店内は、お洋服が中心ですが、雑貨も、いろいろと。
憧れのショップでのお買い物は、やっぱり楽しいですね。
カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでブランチ
そのあとは、冬の鎌倉をてくてく、ひたすら歩いて、身体も冷えていたので、早めのランチをということで、老舗カフェとして有名なcafé vivement dimancheさんへ。
以前、梅田のアンジェさんで、ディモンシュさんのコーヒー豆を買い求めたことはあるんですが、鎌倉のお店に来たのは初めてです。
まだランチタイムには少し早かったので、ブランチセットのマキアートとワッフルでほっこり。
トラベラーズブレンドのアアルトコーヒーさんと一緒に本を出したり、イベントもされている、ディモンシュさん。
以前から、ぜひ行ってみたいカフェだったので、満足です。 もちろん、お土産のコーヒー豆も忘れずに。
レモンみたいな香りがしますよ、というコロンビア ヴィラ・ファティマブルボンをお土産に購入してみました。どんな風味のコーヒーなのか、家で飲むのが楽しみです。
江ノ電に乗って
お昼前には、鎌倉から江ノ電に乗って、鎌倉文学館へ向かいました。
こちらでは、鎌倉にゆかりのある文学者たちの直筆原稿などが展示されています。
旧・加賀藩藩主の前田侯爵家の別荘として建てられた洋館ということで、以前、TVで見かけたときから、行ってみたかったのでした。
和洋折衷な内装もあったりして、不思議な造りの洋館でした。
鎌倉の小さな文具店
江ノ電で、また鎌倉へ戻ってきたら、駅前もかなり人出が多い時間になっていました。日差しも穏やかで、気持ち良い鎌倉散歩に。
午後は、鎌倉らしい、小さな文具店へ向かいます。駅から10分ほど歩いたところにある、TUZURUさんと、コトリさんです。
TUZURUさんは、こだわりの万年筆や手紙グッズなどを中心にセレクトされた文具を販売されているお店。
コトリさんは、少し鎌倉の中心から離れた場所にありますが、駄菓子屋さんみたいな小さなお店に入ると、女の子なら、どれも「かわいい!」と思うような文具がいっぱい。
何組かカップルも来店されていましたが、男性はちょっと、身の置き場が無かったかな。(でも、女性のほうは嬉しそうにお買い物されてましたよ~)
コトリさんに向かう途中に通りかかった、SWANY(スワニー)は建物全体が大きな手芸専門店でした。そちらでは、トラベラーズノートのカスタマイズ用に、チャームなどを買い求めてみました。
ランチタイムは古い一軒家カフェで
江ノ電に乗る前に、ディモンシュさんでワッフル・ブランチは頂いたけど、それからずっと歩きずくめで、そろそろお腹が空いてきたので、休憩も兼ねて、この日、二度目のランチを。(食べすぎ・・・?)
午前中に訪れた、4CUPS+DESSERTSさんが古い一軒家を改造したカフェをされているということで、時間があれば行ってみたいなあ、と思っていたんです。
小町通りにある、Cafe "Biscuit"です。
雑貨ショップさんが展開しているカフェなので、内装もシャビーで、パリの街の片隅にある、フレンチ・カフェという雰囲気。テーブルも大きく、ゆったりしているので、小さな子供さん連れの方たちも多く来店されていました。
海が近い鎌倉らしく、ちりめんじゃこを使ったメニューが多かったので、ちりめんじゃこと、バジルトマトのドリアを頂いてみました。海の香りのするドリアだ~。
まだ肌寒さの残る、朝早い時間から鎌倉をずっと歩きまわって、疲れ切っていたので、こちらのカフェでデザートの大きなプリンも頂いて、その甘みにほっこりと癒されたら、そろそろ帰る時間です。
前日の東京旅行とあわせて一泊二日の駆け足の旅でしたが、前から訪れてみたいと思っていたショップに、鎌倉でも行くことができたので、満足です。
鎌倉旅行のおみやげたち
東京でお買い物したものもありますが、鎌倉から、こまごまと連れ帰ってきたものたちを少しだけ御紹介。
スタンプは、カキモリさんのオーダーノートに早速押してみました(このページの一番上の写真です)。うん、いろんなページで使えそう。
コトリさんのポストカードはどれも可愛くて、選ぶときも迷ってしまいました。
2日目・鎌倉旅行で訪れた場所の地図になります。 徒歩と電車で回れる距離なので、鎌倉へおでかけの際は立ち寄ってみて下さいね。