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Hot Cocoa mix**

旅と文具とカフェめぐり

東京・鎌倉文具女子旅・1日目

おでかけ・旅日記 ステーショナリー 文具女子旅

東京&鎌倉文具女子旅のレポート第三弾は、1日目に訪れた東京のことをまとめて、いろいろ書いてみました。

東京文具女子旅

羽田に着いて、大門でロッカーに荷物を入れたら、速攻向かったのは、六本木ヒルズでした。ビル風が強いよ~!

ミュージアムコーンから53Fまで一気にエレベーターで昇った先にあるのが、森アーツギャラリー。こちらで『ラファエル前派展』を鑑賞。

展覧会のことなどはトラベラーズノートにまとめておきました。

cocoaplus.hatenablog.com

『ラファエル前派展』の会場を出てくると、もうお昼過ぎ。まだ風が強い!

このあと、トラベラーズ・ファクトリーに向かう予定でしたが、お腹も空いていたので、中目黒駅で下車したあと、先に腹ごしらえをしておくことに。

トラベラーズ・ファクトリーから徒歩数分のところにあるカフェ・ファソンへ向かいます。

ランチ・・・のはずが、コーヒーとシフォンケーキを頂きました。

実は、こちらのカフェを訪れたのは、3年半ぶりでした。当時は、まだトラベラーズファクトリーもOPENしていなかったんですよね!

お腹もいっぱいになったところで、今度こそトラベラーズファクトリーへ。

3月半ばには棚から撤去してしまうんですよ、と店員さんがおっしゃっていた、トラベラーズスターエディションのリフィルなどを買っておきました。もうフェリーチケットの乗船期限は過ぎていますけどね。

今月発売のブラニフシリーズも楽しみにしているので、あまり散財できませんでしたが。

その代わり、関西ではなかなか買えないdans la natureさんのトラベラーズビスケットを購入。帰宅後、おやつに頂きましたが、とても美味しかったです。

中目黒から蔵前へ

中目黒から電車を乗り継いで、今度は蔵前へ。蔵前で下車するのは、たぶん初めてかと。

目的地はカキモリさん。カキモリさんを訪れたときのことは、先日アップしたこちらの記事に書きました。

cocoaplus.hatenablog.com

この記事の一番上の写真も、カキモリさんで作ったオーダーノートに書いたものです。

バンクペーパー、つるつるしていて、とっても書きやすい! 裏にもまったく透けていません。(万年筆はペリカンスーベレーンとカクノを使用しています)

せっかく蔵前まで来たので、ついでに東京スカイツリーにも・・・と思わないではなかったですが、行くと時間もなくなりそうだったので、またの機会にすることにしました。

実は、まだ一度も、スカイツリーに行ったことがないのです。

ソラマチにも、文具関係のお店があるので、行ってみたかったんですけどね。(3月1日には、スカイツリー内に郵政博物館もOPENしましたし、そちらも、ぜひ見に行きたいと思っているんですよ)

KITTEにも行きました

そろそろ夕方も近い時間。今度は東京駅にやってきました。

東京駅周辺でのお目当ては、東京駅の前にある、KITTEの雑貨ショップめぐり。半年前、初めてKITTEに来たんですが、そのときは、お店をゆっくり回る時間が取れずに。

今回は、KITTEの雑貨ショップをいっぱい見て回ってきました。

ちょうど、「SASSOU・フライハイトの知られざる欧州文具」をアンジェ・ビュローさんでやっていたので、覗いてみたり。アンジェさんは、ハービスエントにある梅田店にはよく行きますが、東京店は初めてでした。 他には、中川政七商店さんや、マルノウチリーディングスタイルなども。

4階には、いろんな雑貨SHOPが集まっているので、見ているだけでも楽しい!

でも、KITTEは真ん中が吹き抜けになっているので、一周ぐるりと回ってくるだけでも結構、時間がかかりますね。

KITTEとともに訪れたのは、京葉線に向かう地下通路を通ると、歩いて10分くらいのところにある三菱一号館美術館でしたが、実は当初、ミュージアムショップだけ、ちらっと覗いて帰るつもりだったんです。

それが、SHOPで図録をぱらぱら見ていたら、展覧会も見たくなってきてしまって。でも、その時点で、すでに時間は夕方6時過ぎ。ホテルは横浜にとってあるので、そろそろ向かわないと到着が遅くなっちゃう。

ミュージアムショップの方に伺うと、今日は8時まで開館してます、ということだったので、(金曜で良かった!)急いで展覧会会場へ・・・じゃなく、まずは、腹ごしらえを。お昼にランチ代わりのシフォンケーキを食べただけで、それ以降何も食べてなかったので結構、お腹が空いていたんです。

美術館が面している中庭カフェで軽く、ガレットセットを頂いたら、いざ、『ザ・ビューティフル展』へ。

そのときの様子は、前回の記事にも書きましたが、見て良かったです、ほんと!

『ザ・ビューティフル展』を見終わって、ミュージアムショップでお買い物も済ませて美術館を出ると、もう、閉館20分前の7:40pm。かなりギリギリの時間まで、展覧会を見て回っていたことになりますね。

そのあとは、ロッカーから荷物を出して、横浜のホテルへ。ホテルに着いたら、夜の9時過ぎ。まだ外も真っ暗な早朝に家を出てから、一日中、東京をあちこち回った、旅行初日でした。

ということで、「文具女子旅」と銘打ってはいても、こうして見ると、あんまり文房具を買いに行ってなくて、すいません。ただ、私の気持ち的には、美術展を見る以外は、文具&雑貨を探すぞ~、という意気込みで臨んだ旅だったので。

一応、予備の計画として、時間が余れば、もしくは二日目の天候が悪ければ、二日目も東京で文房具&雑貨ショップ巡りをするつもりで、旅屋さんとか行ってみたかったんですけどね。

でも、それはまた、別の機会に。

東京駅100年の謎

ところで、KITTEの4階には、旧東京郵便局局長室があるということで初めて中に入ってみました。

旧局長室の窓からは、東京駅丸の内口の駅舎を一望することが出来ます。

なかなか、この高さとこの距離で東京駅を見ることって無いですよね? (すでに外は暗くなりかけていたので、窓ガラスにカメラが映りこんでますけど)

この旅から帰宅後、録画してあった「東京駅100年の謎」という番組を見たんですが、そのオープニングで、案内役の菊川怜さんが東京駅を背景に映っていた映像は、まさに、この旧局長室で撮影されたものでした。

この特番は、東京駅を設計した、日本近代建築の父・辰野金吾の物語。辰野の名前は聞いたことがあっても、詳しいことは、今まであまり知らなかったのですが。

東京駅を巡る近代建築秘話について、ちょうど東京で実物を見てきたばかりということもあり、とても興味深く、番組を見ました。(東京駅と三菱一号館との関係も、この番組で初めて知りました)

ということで、しばらく建築話が続きますが、良ければお付き合いください。

辰野が設計した明治の近代建築には、東京駅、日本銀行本店、奈良ホテル、大阪市中央公会堂など、現存するだけでも、日本各地に数多くあります。

辰野は工部大学校・造家学科(今の東大工学部建築学科)の第一期生。主席で学科を卒業した辰野は、主席卒業の報奨で英国に留学し、本場の建築を学ぶことになります。

維新後まもないこの頃、工部大学校の教授として来日して、辰野ら第一期生に建築を教えたのが、今回、『ザ・ビューティフル展』を見に行った三菱一号館美術館の設計者、イギリス人のジョサイア・コンドルでした。つまり、先生と生徒の建築が、今も、東京駅周辺で肩を並べているというわけですね。

辰野の出身は、九州・唐津の下級武士。明治維新後、高橋是清が教える英語塾の塾生となり、江戸の世なら、身分の違いでともに机を並べるはずもなかった、唐津の上級武士の家の出である曽禰(そね)達蔵と親しくなり、その後も長年の友人となります。

曽禰達蔵と辰野は、わずか6人しかいなかった工部大学校・造家学科の第一期生として、ともに、ジョサイア・コンドルの教えを受けたわけですが、英国留学を終えて帰国した辰野が工部大学校の教授となった頃、曽禰達蔵は、コンドルの勧めで三菱に入社します。(辰野は帰国後、恩師コンドルを追い出し、自分が教授になったらしく)

そして、コンドルが設計・建築を手がけていた三菱一号館~三号館に引き続き、三菱に入社した曽禰達蔵が丸の内周辺に、三菱三号館~七号館を設計・建築していきます。

その幾つかの建物は現存しませんが、丸の内一帯は、そうして煉瓦造りのオフィス街として、新時代・明治を代表する近代建築群となり、近代日本の経済の中心地として発展していくのです。

辰野が設計・建築した東京駅は、このたびの保存復原工事によって、創建当時の姿を取り戻したわけですが、あの赤煉瓦の建物は、当初、その頃の最先端であった、頑丈なコンクリート建築にしなかったことを、かなり厳しく批判されたとか。

でも辰野としては、同郷の学友であり、長年の親友でもある曽禰達蔵が設計・建築した丸の内一帯の煉瓦造りの建物と馴染むように、東京駅も、同じ赤煉瓦建築にしたのではないかと。そんな推測が番組内で紹介されていて。

もし、東京駅が赤煉瓦の駅舎じゃなく、味気ない灰色のコンクリート製だったら・・・?

それって、今ではちょっと想像できませんよね。赤煉瓦だからこその東京駅なのに。

親友が設計し造り上げた、丸の内の街の煉瓦造りの風景と馴染むように、辰野も東京駅を赤煉瓦造りにしたのか、もしくは、英国留学時代に見たロンドンの立派な煉瓦造りの駅の如く、東京駅も近代日本の顔となるようにしたかったのか。

その真意は分かりませんが、若い頃、唐津の英語塾で机を並べて、ともに学んだ辰野と曽禰達蔵という二人が、やがて東京駅周辺の街並みを造り上げ、日本の近代建築を牽引していったというのは、実際にその場所を歩いて見てきたばかりだからこそ、何か彼らの物語に感じ入るものがあって。 (私は建築がもともと好きなので、国内に点在する辰野建築を追っていく、このドキュメントを楽しんで見ていましたが、一緒に見るともなく見ていた電車好きの主人は、タイトルにもなっている「東京駅」が少ししか出てこなかった、と不満そうでしたけれど) こんな風に、数日前に偶然、まったく同じ窓から東京駅の景色を眺めていたり、今ではお気に入りの美術館である三菱一号館を回ってきたこともあり、この番組で、東京駅や三菱一号館にまつわるエピソードを知ることが出来て、今回の東京での旅が、ますます印象深いものになったのでした。

次回は東京・鎌倉文具女子旅2日目、鎌倉編をお届けしますね。